ゆで卵ひとつで、家をビストロに変身させる

毎日のごはん、マンネリしたな~なんて思ったことありませんか? 今回は、休日を楽しむために食卓でできるあれこれ。食卓を「あたらしく」、毎日の食がエンタメになる大提案! いつものおかずをマイナーチェンジするだけだから、あたらしい素材も調味料もいりません。4月1日発売『家ごはんをも~っとおいしく! あたらしいおかず』より全8回の特別連載。

あたらしいおかず#8

ゴールデンウィークも後半戦となりましたが、世の中は再び一部緊急事態宣言下にはいり、さらにはお酒も思い切り外で飲めない世界に。楽しく外へ出かけて、いつもとは違う景色や味覚に心躍らせるゴールデンウィークはお預けになりそうですが食卓だけでも楽しくわくわくできたら、その暗澹たる思いは少しだけ晴れるかもしれません。

そこで、今回は休日にできる「おうちでごはんが10倍楽しくなる方法」を、今までの記事から一部振り返りつつ紹介できればと思っています。まずは、「あたらしいおかずパーティー」のアイデアをご提案! 家族と一緒でも、一人でも、楽しめるアイデアです。

1)納豆ごはん満喫パーティー
こちらのパーティー、朝一番で開催してもいいと思います。連休です。朝イチパーティーです。
まず、丼いっぱいの炊き立て米を準備しましょう。そしてトッピングとして、冷蔵庫にあるありったけのごはんのお供類を出しておきます。お好みですが、例として以下のようなものです上のものに加えて各種調味料(豆板醤、ポン酢、しょうゆ、オイスターソース、ごま油など)、納豆を1パックずつ、好きなトッピングで味変していき、少しずつ丼の上にのせて各種味わいます。これは、納豆をたくさん作ることになるのでご家族2-3人でやることをおすすめします。朝から満足度ばつぐんのパーティーとなるはずです。参考記事>激うま…牛丼の可能性が広がった瞬間。いつものおかずがマンネリ脱却

2)マカロニサラダ バイキングパーティー
これは1人でもできるはず。そして昼に外で楽しむのもよさそうです。まずは、ボウルいっぱいのマカロニサラダを作ります。それを小分けにして、ごま油やコチュジャン、ピーナッツバターなどを少しずつ混ぜてみましょう。それぞれの味変を堪能できます。パンがあれば、サンドしてサンドイッチパーティーにしても楽しいに違いありません。参考記事>冷蔵庫の端くれもの「漬物」のお供は白飯だけじゃない

3)おしゃ卵 コレクションパーティー
これは家飲みに最適です。まるで家がビストロな雰囲気に。
まずはゆで卵をたくさん作ります。6個入り1パック、全部いっちゃってもよいでしょう。卵は1日1個だという説もありますが、今日だけはそんなのは無視です。トッピングアイデアは以下。

コンビーフやスモークサーモンなど、いわゆる酒のつまみをゆで卵にのせるのがおすすめ。アクセントで黒コショウや風味のある油を垂らすだけで、ゆで卵がひと口で素材のマリアージュが楽しめる乙なつまみにランクアップしますよ。ゆで卵のおいしいゆで方は、沸騰したお湯に冷蔵庫から出したて卵を6分半(半熟)か、10分(かため)です。

そして、本書「あたらしいおかず」の中では、この記事には書けていない、すぐに実践できるテクニックや調味料の使い方、万能タレのレシピなどたくさん詰め込んでいますので、ぜひご一読いただけると嬉しいです。

家飲みに本気で使える、2つのタレ

ということで、今回は家飲みの機会が増えている昨今にぴったりな「飲み」仕様のレシピ。いつものおかずが、お酒にぴったり合う味にきまる2つのタレをご紹介させてください。前回同様、余りもの調味料を使った万能タレでもあります。棚もすっきりして、いいことづくめです。

まずは粒マスタード。
粒マスタード、以前のとんかつの記事にも登場しましたが、ウインナーにつけること以外にもたくさん使い方があります。これは大量消費用なので、余っている粒マスタードを全部投入しちゃってOKです。

ハニーアンチョビマスタード

粒マスタード:はちみつ:マヨネーズを3:1:1の割合で合わせます。それだけでも充分おいしいのですが、ダメ押しでアンチョビをプラス! 塩分が加わることでどんな食材とも味がなじむようになり、さらにお酒との相性もよくなり、無敵タレに変貌します。ドレッシングにしてもよいですし、目玉焼きに添えるのもおいしい。作っておくだけで幸せ指数があがるタレですよ。


そして、このタレで作れるおつまみレシピを紹介。

やめられない、とまらない大人のおつまみ
ジャーマンポテト

ほくほくのジャガイモにベーコン+オリーブのコク、そしてこの甘辛たれを絡めれば……。はい、これは間違いなくおいしいですよね~。そして、これはお酒の種類も選びません。ビールでもいいし、ワインでも合う。洋酒類だって合うと思います。

まるで じゃ〇りこ のごとく、一度箸を伸ばしたらぽんぽんと口に運んでしまう魔性のおつまみです。お気を付けください。次は、家がアジアン食堂に変身するタレをご紹介。これは、ビール必須です。

オイスターしょうゆニラダレ

オイスターソースのうま味にごまとニラの香りが効いた、やみつきになること間違いなしのタレです。作るときに白コショウをたっぷり入れると、ぐっと本格的な味になります。このタレと特に相性がよいのは肉!肉を炒めるときにかけるだけで、ばっちし白飯がすすみすぎて困るレベルのおかずが完成します。

実は、このレシピ「あたらしいおかず」に掲載されているレシピの中でも1位2位を争うくらい私が好きなレシピです。がつんとした酒のつまみが欲しい時にぜひ使ってみてください。

そして、お休みの日に家族と作って楽しい、このタレを使ったレシピをご紹介。こちらのタレ、韓国風チヂミのタレにしてもばっちりなんです。

詳しいレシピはこちら
タレを作っておけば、あとは混ぜて焼くだけの簡単レシピなので、この連休にぜひお試しください。こちらもビールが進むこと必至です。家飲みの参考になれば幸いです。

つまり、あたらしいって何だったの?

さて、今回でこちらの連載は最終回となります。全8回にわたって「あたらしいおかず」についていろいろな角度からご紹介をしてきました。何をもって「あたらしい」とするのかは人それぞれですが、ことおかずや食事に関して言えば、いつもの材料であっても、使い方をほんのちょっと変えるだけで新鮮にうつりますし、その少しの新鮮さでマンネリを解消できる&食卓が楽しくなる、ということを少しでもお伝えできたかなと思っています。「毎日のごはん」は、日々のこと。少しでも肩の荷がおりて、なおかつ作るほうも楽しく・わくわくしてもらえたらと思って日々レシピを発信しています。

本当の本当に最後になってしまい今さら感もありますが、今回の連載の大元となっている本の中身を詳しく紹介すると、今までの記事で紹介してきたような、(いつものおかず)をあたらしくする「1テクアイデアレシピ」が以下のようなカテゴライズで掲載されています。レベルわけにしているのは、料理初心者からでもできるものがたくさんあるからです。レベル4まで到達したら、立派なおかずマスターになれますぞ!

■レベル1>いつものごはんをクイック味変であたらしくする
⇒出来上がった料理にチョイ足しだけでがらりと味変させるアイデア

■レベル2>いつものおかずをアイデアひとつであたらしくする
⇒しょうが焼き、とんかつ、カレーライス、肉じゃがなど、おなじみ定番料理に少しアレンジを加えてあたらしい味へと変身させます

■レベル3>いつもの調味料のあたらしい一面を見つける
⇒この連載でも紹介した焦がししょうゆなど、いつもの調味料の「ちょっと」違う使い方を提案しています。

■レベル4>あたらしい調味料を主役にした 混ぜるだけ!万能ダレ
⇒今回の記事のように、余りがちな調味料を主役にした万能タレのレシピを紹介。使い切れないひとくせある調味料を、万能ダレに変身させます。

最後になりますが、全8回読んでいただいてありがとうございました。引き続きnoteではand recipeのアカウントで日々「あたらしい」レシピをご紹介しています。ぜひ、覗きにきてみてくださいね。

*本連載は、山田英季(and recipe)著『家ごはんをも~っとおいしく! あたらしいおかず』(学研プラスより4/1発売予定)を基にcakes用に再編集したものです。 (写真:鈴木泰介、山田英季 イラスト:死後くん)

いつものおかずをマイナーチェンジでマンネリ脱却大作戦!

この連載について

初回を読む
家ごはんをも~っとおいしく! あたらしいおかず

山田英季(and recipe)

「いつものおかず」もいいけれど、食卓にちょっとした「あたらしさ」が欲しい時ってありませんか? 実は、台所にはまだ見ぬ「あたらしさ」がたくさん潜んでいる!ちょっとした調味料の使い方や、意外や意外な調味料の組み合わせで「いつものおかず」が...もっと読む

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rosebourbon 納豆めっちゃやりたいんだけど、まぁ夜でもいいかな。(夜に納豆普通に食べるタイプ 4日前 replyretweetfavorite