土曜日の朝、事件は起きた

東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2019年8月23日と24日前編の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

2019年8月23日

雨のため、かずふみが家から抱っこしろと言うので抱っこのまま保育園まで行き、足腰膝悪くて曲げられず、保育園に着いたものの玄関で中途半端な高さから下ろしたら、尻もちついてズボンが濡れておかんむり。

ふさこ、あした名産婦人科に注射を打ってもらうためだけに京都に行く。
そして、診てもらうため今夜はセックスすると事前に言われていた。

なのにこいつは友だちと飲みから帰ってきたのが22時半。

やる気あんのか。

そこから3人で風呂入ってかずの歯を磨いて……気づいたらふさこ、全裸でベッドでプロニュー観ながら寝ているではないか。

ムカムカしつつ、かずを寝かしつけ。

このままこっちも寝てやろうかと思ったが、しゃーないから起きて居間へ。

ぶつくさ文句を言いながらも布団を敷いて、ヤることはやった。

2019年8月24日(前編)

土曜日。朝の10時半。

ふさこは京都へ。かずとふたりきり。

事件は起きた。

ベッドで横になっていた。ウチの寝室は、ダブルベッドがふたつ並んでいる。

僕は右のベッドの端でスマホを見ていた。

かずふみは左のベッドの端でぴょんぴょん飛び跳ねていた。

何分ぐらい、かずはそうしていたのだろう。

体感的には数分だ。そろそろ注意しようと思ったら、視界の隅でかずふみが、マットレスで不自然な跳ね方をして倒れた。

途端に聞こえた泣き声は、これまでと違う音色だった。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥...もっと読む

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