京都の産婦人科に通院している妻からのメール

東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2019年8月19日から22日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

2019年8月19日

ふさこ、京都の産婦人科からメール。

「フォリルモンとゆう注射を打ってもらった。
〝金曜日の晩にセックスするように。妊娠はするやろうけど、流産させないように〟とのこと。
内膜は6ミリ程度(8ミリが薄いかどうかの基準とされている)。前回よりは少し厚いとのこと。
処置手術後は削っちゃうからどうしても薄くなる、という説がある。
内膜を確実に厚くする方法は無いんだよね」

むかし測ったことある?

「無いんだよねー」

加齢で薄くなるもの?

「加齢で薄くなる。今日、O先生は〝潤い〟みたいなことも言ってた。
子宮内膜は〝受精卵にとってのベッド〟とも表現される。フカフカのベッド、つまり厚い内膜、がベターなわけ」

今度の土曜、病院で診てもらうためだけに京都に行ってくるという。

金曜の夜にセックスするとして、精液は溜めといたほうがいいの?

「いや、水曜までやっていいよ。木曜はヌカないで」

ふさ帰宅後、かずふみも一緒に、最近のお気に入りのおくら納豆を食べる。

曲げた膝の上に座って、ストレッチに協力。

ふさこ「あーあ、年収一千万ぐらいある作家だと思って結婚したのになあ」

僕「ふさと会うまでそれぐらい稼いでいたんだよ。ふさと結婚したら、運を吸い取られたみたい」

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥...もっと読む

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