もう2年ほど前ですが、「空き巣」に入られたことがあります。
自宅ではなく、夫の衣装部屋(というか物置)として借りているアパートの部屋に「空き巣」が入りました。
これはなかなかの経験なので、エッセイにも書きたかったのですがやはり夫の立場上、私が軽々しく書いたりしてはいけないと遠慮していました。(これでも色々結構気をつかっているつもり)
が、先日夫が出演したバラエティ番組でさら〜っとこの件について語っていたのでもはや解禁かと思い、書かせていただきます。
そのアパートは自宅近くのワンルームで、時々建物全体のお掃除に来てくださっているシルバー人材派遣センターの方とは、ご挨拶するくらいの仲になっていました。
ある日私が家の前ではき掃除をしていると、そのおじいさんがやってきて、「お宅の借りている部屋の窓が割られていたよ!」と教えてくださいました。
「え!?ほんとですか!!ありがとうございます!」
と慌てて鍵をとり、見に行くと、確かに1階の部屋のベランダに面した窓の鍵周りのガラスが漫画みたいに綺麗に切り取られて破片が外に散乱していました。
1階のベランダは各部屋の仕切りがあるものの、横に繋がっていて、おじいさんはその辺りの枯れ葉などを掃除していたら、いつもは見かけないガラスの破片が落ちていたので気が付いたようです。
一人で部屋を見に行った私は、
「こわ!」
と思わず言ったものの、どうして良いかわからず、しばらく茫然としていましたが、ハッと我に返り、
「警察警察!」
と携帯で近くの警察署の番号を探して電話しました。
110番かなとも思ったのですが、もはや犯人はいないし(今思うと潜んでいた可能性もあるから怖いですよね)、急いでパトカーに来てもらっても仕方ないと、なぜか冷静に考えていました。
あとは、管理会社の担当者に連絡ね・・・と。
ちなみに夫は仕事に出ていて息子は学校からもう帰って来て習い事にでも行っていたのか・・・とにかくその時は私一人でした。(おじいさんも帰って行きました)
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