今回はまた私の周りに数々いる「個性的な友人」のエピソードです。
その友人は私と同い年で、訳あって一人暮らし。
女一人、東京砂漠で(この友人が気にいっている言い方)逞しく生きております。
趣味は「ディスコ」・・・そう、クラブではなくディスコです。
私は行った事がないのですが、この友人Oちゃんはなんと40代になってから「ディスコデビュー」しました。
Oちゃんは、女子校から大学進学後も真面目に品行方正に暮らしてきて、80年代のディスコミュージックに興味はあったものの「ディスコ」に行くなんて許される家庭環境にはなく・・・。
1度結婚生活を経験した彼女ですが、お相手男性がこれまた「お固いタイプ」だったので、仕事帰りであろうと私と会っている時であろうと陽が西へ傾いてくる時間にはいそいそと「旦那様のお夕飯の支度」のために家路についていました。
時は流れ、訳あって(何回言うねん!ほとんど書いてますが⬆︎)40代後半で独り身となり、自由を手に入れた彼女は、数年前から再ブーム(?!)となっている「ディスコ」へ時折通うようになりました。
こちらも私は未経験なのですが、当時(バブル時代)にブイブイ言わせていた(昭和の人はこういう言い方をします)お兄様お姉様方が、子育てや会社経営などひと段落して、当時のお衣装そのままに(ダブルのスーツとかボディコンとか)カクテルを飲んだり、踊ったりしているそうです。
そこにはOちゃんの憧れの世界が広がっています。
お兄様お姉様方は初心(うぶ)なOちゃん(48歳)を可愛がり、当時の流行りのステップを手取り足取り教えてくださいます。
その方達は当時20代だったと思われますので、四半世紀前の状況がその箱(ビルの1室)のなかで再現されているのです。
しかも経済状況が逼迫している彼女に優しい「女性1000円day」なるものが設定されているらしく・・・何も知らない私が言うのもおこがましいですが、経営側も「お金儲けのため」だけではなく「ノスタルジー」(時間や時代を懐かしむ気持ち)を大切にされているのではないかしら・・・と想像してしまいます。
素晴らしい!
青春は2度経験することも出来るし、やり直すことも出来るのです!!
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