第5章 中学受験対策
【教育方針】 成績が落ちたとしても、安易に転塾しない
「この先生ならきっと間違いないだろう。安心して子どもたちを任せられる」
そう判断して自分が選んだ塾は、簡単に批判したり否定しないことです。実際に通っているのは子どもですから、その塾を親に批判されると、子どものモチベーションを下げることにもつながります。また、どんなに評判のいい他塾の情報が耳に入ってきても振り回されずに、自分が選んだ塾を信じていれば、子どもも「お母さんが選んでくれたこの塾で、目標を達成できるはずだ!」と自信を持てます。
子どもを転塾させて、先生やクラスメイトがガラッと変わる慣れない環境で勉強を再スタートさせると、それだけで本人の精神的な負担が増えます。
5、6年生の勉強はただでさえ覚えることも多く勉強量も増えるので、その他の余計なことで不安や心配事を増やすのはマイナスにしかなりません。
どこの塾に行っても、成績の波はあります。塾の先生はひとりひとりの子どもの才能を劇的に伸ばす魔法使いではありません。
一番、努力しなければいけないのは本人で、その本人のやる気を引き出すのは親の役目です。