有名人の知り合いを自慢する人にとって定番のセリフ
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
僕、31歳の娘がいまして、お正月明けに娘が年賀状を見ながら、「あの人から来た、あの人から来なかった」とか色々言ってたんですね。
自分の経験からすると、31歳くらいのころって、知人友達のステージがどんどん変わっていく時期だと思っていて、疎遠になったり逆に親しくなったりする頃なんだと思います。それで、まあ大人のアドバイスとして、「人間関係って流動的だよ」と声をかけてみたんです。
この連載でも何度か書いていますが、僕は「人間関係は固定されてしまうのが一番苦しい」と思っているんですね。学校の中の閉じた教室、どうしても嫌な上司がいる職場、血の繋がりに縛られる親子や親戚、とにかく「この人間関係が永遠に続くのではないか?」と思うと苦しくなってしまうんです。
だから、「そこからいつでも逃げ出せるんだよ。他の場所にあなたを迎え入れてくれるところがあるよ」ってことを、なるべく伝えたいと思っています。もしどうしようもなく辛いなら、逃げ出した方が楽です。人間関係って流動的です。
ところで、その固定された人間関係から抜け出すだけならいいんですが、例えば出世して栄転したり、いい会社に転職したり、本が大ヒットしたり、メディアに出て有名になったりすると、必ずそれまで近くにいた人はこう言います。