待てる女」になりたい

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。飾らず、自然体でおおらかな性格の彼女の日常を切り取ったエッセイが大好評連載中!
「せっかち」な性格って、人生の限りある時間を、少しも無駄にしたくないという意識の現れなのかもしれませんね。それが本当に効率がいいかどうかは置いておきますが、共感できる人、多いと思います。

私は基本的に「イラチ」です。

私と東京で知り合って(18歳で大阪から上京してきました)あまり深く関わっていない人にとっては意外かもしれません。
どちらかといえば「のんびりやさん」と思っていらっしゃるかも・・・なんでしょう、話すスピードがゆっくりだったり(標準語だと特に)ご飯を食べるのが異常に遅かったり、リラクゼーションヨガクラスを開催していたりするからでしょうか・・・。

でも付き合いが深くなっていくに従い、「あら、なんか思ってたのと違う」という感じになってくるようで・・・。

まず、何かにつけて「決めるのが早い」。


例えばスケジュール・・・。

「ではまた今度ランチでもしましょうね〜。」というなんとなくの約束事に対して、

「いつ? 私はこことここが空いています。お店はここはどうですか? 予約しておきますね。」

と言った具合です。

だいぶ前に「ウッチャンナンチャン」だったと思うのですが、「社交辞令を許さない」というコントがあり、

ウ「じゃあまた今度な!」

ナ「いつだよ〜!!」

という感じのやりとりが面白かったのですが、自分でもそれを思い出します。


こんなママ友はいやだ

怖いから、反省することもしばしばなのですが、「行くならいつどこに行くか」決めておきたいのです。

「絶対に行きたいから」とかではなく、「行かないなら行かない」で全然良いのですが、「これは絶対に社交辞令ではなく本当にまた会う」という相手には遠慮なくグイグイいきます。

そうしておかないと落ち着かないと言いますか、単純に「スケジュールが合わないから会えない」ことになるのが嫌なのです。

特にママ友の場合、お仕事以外にも母やら妻やら色んな立場での用事があり、会おうと思うとなかなか予定が合わず、例えば4人くらいで予定を合わせるとなると、ひと月くらい先になってしまったりするので、「決めておきたい」のです。

が、約束があまりに先過ぎて、それぞれ新たな予定が入ってきてしまい、結局仕切り直すことになる確率は上がります・・・。

そしていざランチとなって、メニューを選ぶときの私の決断力の早さ(オーバーですが)にはしばしば驚かれます。

ついでに言うと夫はもっと早いので、共に過ごしたこの四半世紀で私もより一層鍛えられてしまったのかも知れません。

いつだったかテレビか何かで「レストランでメニューを1分以内に決められる人は出世する」という情報(?)を見たことがあります。

単純に何かを決めるときに「優柔不断」よりは「即決」できる方がなんにしても「事が早く進む」訳で・・・「自分が今何を食べたいか」がなかなか決めれれないということは他のことを決めるにしてもそれなりに時間がかかってしまい、それらの時間を積み重ねていくと人生をトータルで振り返った時に実はすごい時間「迷っていた」ということになるということでしょうか・・・。

こんな感じで日々過ごしている私ですが、この「イラチ」な性格がつくづく嫌になる事があります。

「とにかく待てない」のです。

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わたし役者の妻で、モデルで、母です

堀本陽子

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。最近では、バラエティ番組にも出演し、飾らず自然体で、実は、サバサバしていておおらかな性格が話題に。そんな堀本さんの日常を切り取ったエッセイが連載開始! 人気俳優の...もっと読む

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yokonama280 今週のエッセイです↓ 「イラチ」の私と私以上に「イラチ」な夫の話などなど、、、。 #気軽に読めるエッセイ 約1ヶ月前 replyretweetfavorite