人生を進めたいなら、タスク管理は仕事もプライベートも同列に

あなたの24時間はどこへ消えるのか――この連載では、仕事もプライベートも関係なく、今しかできないことをやる方法を伝授します。
今回のテーマは、タスク管理。1月21日発売の『あなたの24時間はどこへ消えるのか』(SBクリエイティブ)からお届けします(毎週月・木曜日更新予定)。

付箋に、ノートに、パソコンの管理ツール。

わたしたちは思い思いのハードにせっせと目の前のタスクを書き込んでいきます。あれを忘れてはいけない、これはいつまでにやらないといけない。同時にこれと、それと、あれと、そうそうこっちの締め切りが先だったんだ。仕分け人のごとく、わたしたちは毎日溢れるほどのタスクを捌(さば)いています。

タスク管理という言葉が浸透してもうずいぶんたち、あらゆる関連書籍やノウハウが公開されてきました。わたしも意気揚々と書籍を買い、新しい手帳を買い、カラフルな付箋を並べ、今度こそとすがる思いでさまざまな手法を試してきました。
以前のわたしは、付箋で自分の仕事内容を記録する習慣がありました。机の上のディスプレイはいつも華やかなお祭りのようで、上下左右にも付箋がびっしり貼り付けられ、大きな文字でやることを書いて忘れないようにしていました。各付箋の右下にはご丁寧にも、赤文字でタスクの締め切りが書いてあります。いつでも目について忘れないし、並び替えも簡単だし、タスクが終わった瞬間にグシャリと丸めてごみ箱に投げ入れるのが快感で、すごくいいなと思っていました。

でもいざ終業時になってふと顔を上げれば、そこには不思議と今日も手のつけられなかった付箋が丸々残ったままです。中には1カ月以上剥がすこともできず、文字は日に焼け、街の電柱に貼られた古い張り紙のように文字が掠れていくものもありました。

期待していた快感どころか、目の前でほったらかしにされ続けるタスクたちからは「おい、一体いつやるのさ」と呆(あき)れ顔で睨(にら)まれている気さえしました。


記憶喪失のプライベート

目の回るような仕事が終わって家に帰ると、部屋の惨状にため息がもれます。

洗い物が溜まってシンクはパンパン、ごみも出し忘れて床に列をなしています。服はあちこちに点在していて、まるで強盗が入ったかのような散らかりようです。机の上には市役所に出す書類が平積みになっていて、多分もう2カ月ほど放置しています。読みたくて衝動買いした本は部屋の隅で埃(ほこり)を被っていて、いまだに数ページも読んでいません。

わたしたちは、仕事「以外」を後回しにするのが大変得意です。目まぐるしい会社のプロジェクトは回せているけれど、自分の休暇計画は全く目処(めど)が立っていなかったり、うっかり大切な人の記念日を忘れて、思わず喧嘩(けんか)になったり。行きたいと思っていた近所のカフェが足を運ばないまま、いつの間にか閉店になって悲しい気持ちになったり。日帰り旅行だって、最後に行ったのはいつだったか思い出せないほどに色褪せた思い出になりつつあるのは当たり前でした。

思い返してみると、仕事以外の記憶がほとんどない。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
あなたの24時間はどこへ消えるのか

スワン

「いつか時間ができたらやりたいんだよね」 あなたはこれまでの人生で何度、このセリフを口にしたでしょうか。 でも〝いつか〟なんて保障はされてないし、今やりたいことは「二度とやれないこと」になるかもしれない――。 この連載では...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません