新幹線vs.エアライン#8】長崎新幹線は「不完全状態」で始動

日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。この連載では、週刊東洋経済に掲載された記事からcakes読者にお読みいただきたいテーマをピックアップしてお届けします。

2度の乗り換えが必要に
長崎新幹線は「不完全状態」で始動

 建設が進む九州新幹線・西九州ルート(長崎新幹線)のトンネル掘削中に地下水脈が寸断され周辺河川の流量が減るというトラブルが、2018年に長崎県内で起きていたことがわかった。19年7月には、この渇水対策の試掘ボーリング中に、機材の一部が在来線長崎トンネルの上部を貫通し、走行していた特急列車に接触する事故も起きた。それでも22年度の開業予定に変更はない。

 とはいえ、開業するのは武雄温泉-長崎間のわずか66キロメートルのみ。本州から新幹線を利用して長崎を訪れる観光客は、博多(または新鳥栖)で在来線に乗り換えて武雄温泉まで行き、さらに新幹線に乗り継ぐ必要がある。

 2度の乗り換えが面倒なうえ新幹線区間が短く、博多-長崎間の所要時間は1時間22分。同区間を特急1本で移動するのと比べ28分短縮されるだけで、利便性に欠ける。

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