緊急事態宣言は予想通り延長され、なかなか「元通り」にはならない日々が続いています。
真夏のマスク生活で軽い熱中症や呼吸困難に悩まされていた私も、とうとう「マスク慣れ」してきました。
人間の体ってすごいですね・・・でも「肌」はなかなか慣れず、マスクによる肌荒れは相変わらず繰り返しています・・・致し方ない・・・。
「マスク生活」はいったいいつまで続くのだろうか・・・ワクチン接種はどんな風に進められていくのかな・・・息子の学校生活はいつ「通常」に戻るのかな・・・変異ウィルスの広がりは止められるかな・・・ニュース番組を見る度に不安な気持ちが広がっていきます。
そんななか、何をするにも「外に出る」だけで「後ろめたさ」を感じてしまいますが・・・。
ある平日、危機的に「家族の運動不足」を感じた私は、「歩き」で回れるゴルフのハーフコース(ショートコースが9ホール)に「家族で」行こうと思い立ちました。
こんな感じでカートを引いて回ります・・・色が白すぎて気持ち悪いですね
本当は「運動不足が原因で低血圧」になってしまった息子を「外に連れ出す」ことが1番の目的だったのですが(学校は受験対応でお休みの日)、難しいお年頃の中2男子・・・やはり母の思うようには動いてくれませんでした。
ここは無理強いはせず、夫婦で行くことに・・・。
平日の午前中ということもあってか、1人か2人で回っている方々が多く・・・私達の前の組はご夫婦、後ろはおじいさん二人組でした。
コースに出てしまえば、外であり、人との距離もじゅうぶん取れる屋外なので、マスクを顎に下げてしまっている方や、外している方いらっしゃいましたが、もはや「自己判断」なので、「他人のマスク事情に物申す」方もいないようでした。
私も「臨機応変」にマスクを付けたり外したり・・・しかし・・・結局息子は連れて来れなかったし、マスクのみならず、色々と気を配りながらゴルフをすることになんか「居心地の悪さ」も感じてしまい、やはりなんの心配もなく楽しむことは出来ません・・・。
そんなちょっと複雑な心境で淡々とコースを回っていたのですが、前の組で「遅れ」が生じたせいか、私達の前後の組が「早い」のか、ちょっと順番が詰まって来ました。
私がゴルフバックの乗ったカートを引きながら歩いていると、もう直ぐ後ろに次の組のおじいさんが歩いている状況になってきました。
そんななか、急に
「お嬢さん!」
と、後ろから声をかけられました。
「落としましたよ!」
見ると地面にさっき私が使った花柄のタオルハンカチが落ちていました。
「お嬢さん=自分」と頭の中で変換するのに時間がかかった私は一拍置いてから、
「あ!すみません!ありがとうございます。」
と、慌てて戻りました。
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