アプリも通知も削除して分かる

あなたの24時間はどこへ消えるのか――この連載では、仕事もプライベートも関係なく、今しかできないことをやる方法を伝授します。
今回のテーマは、あなたのスマホの中にあるアプリ。1月21日発売の『あなたの24時間はどこへ消えるのか』(SBクリエイティブ)からお届けします(毎週月・木曜日更新予定)。

取り戻せるチャレンジ

ところで、最愛のアプリを「消せ」と言われて吐き気がする皆さんに朗報です。実は、昨今のアプリはデータがスマホの中ではなくクラウド上のサーバーに保存されているので、仮にアンインストールをしてもアカウントやデータが消えることはほとんどないのです。

そう、これは取り戻すことができるチャレンジなのです。

モノを捨てるとか、仕事を辞めるとかといったことはなかなか取り戻せない挑戦で、そういう不可逆なことに関してわたしたちは判断がとても億劫(おっくう)になります。でも、アプリは違います。どうしてもダメだったら、またストアからダウンロードすればいいのです。お金もかからないし、業者を呼ぶ必要もなく指一本でいつでも復活することが可能です。

だから、試しに消してみませんか?

もちろん、いきなり全部じゃなくていいのです。一つずつ順番に、あなたの心の負荷が軽いものから消してみましょう。一つ消したら、何か自分にご褒美をあげてもいいかもしれません。わたしも1週間ほどかけ、唸(うな)りながら以下の順でアプリを消しました。よかったら参考にしてみてください。

①ニュースアプリ、興味本位で入れたアプリ(執着なし)
②Facebook、Instagram、YouTube(低依存度)
③Gmail、Messenger、Chatwork(中依存度)
④Kindle、Netflix(高依存度)
⑤Amazon、Twitter、Slack(中毒)

我ながら錚々(そうそう)たるメンツだと思います。時には「ぐぬ」と変な声を漏らしながら、わたしはこれらのアプリを消していきました。 正直に言うと本当にソワソワしたし、ものすごく不安で仕方ありませんでした。

とにかく「とりあえず開く」が習慣になっていることが大半なので、消して数時間もたてばお目当てのアプリがスマホにないという猛烈な違和感に襲われると思います。最初の数日はスマホのロックを解除しては「ああそうだ、ないんだ」と落胆することでしょう。そしてその度に、今すぐ再インストールしたい気持ちに駆られるでしょう。でもそれをぐっと堪えて、1週間、いや数日でもいいです。

是非、アプリなしの生活をちょっとだけ味わってみてください。

通知を減らす

アプリを消したら、次に「設定」を開いてアプリの通知設定をすべて「オフ」にしていきます。文字通り、ほとんど「すべて」です。事前にかなりの数のアプリを消しているはずなので、オフにするのは意外と簡単。唯一残すのはデフォルトの電話とSMSくらいになります。わたしが唯一許可しているのは仕事の予定が入っているカレンダーと、実家との連絡手段であるLINE、夫と連絡をとる家族用Slackだけです。
またデスクトップPCの通知機能も、意外に気を散らしてくるので注意です。FacebookやらMessenger、クラウドサービスも更新などお知らせが意外と頻繁なので同じように通知をオフにしていきましょう。
日常の中でサービスを想起させる「通知」の威力は計り知れません。思い切って通知をオフにしてみると、それが肌で分かります。サービス側は、通知を使ってあの手この手でアプリを使うように誘導してきます、企業によっては、専任の担当チームがあることだって珍しくありません。それくらいのインパクトがあり、実際にビジネスになるからです。わたし自身もいちサービス開発者として「通知」の設計をしていた経験もあるので、その効能を重々理解していたつもりでした。

でもいざ自分が通知を断ってみると、その効果は絶大でした。


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あなたの24時間はどこへ消えるのか

スワン

「いつか時間ができたらやりたいんだよね」 あなたはこれまでの人生で何度、このセリフを口にしたでしょうか。 でも〝いつか〟なんて保障はされてないし、今やりたいことは「二度とやれないこと」になるかもしれない――。 この連載では...もっと読む

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