わかる日本書紀

子に恵まれなかった清寧天皇、隠れ住んでいた皇子を発見【第22代】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第22代、清寧天皇のお話。

清寧(せいねい)天皇ホシカワの反乱。清寧天皇の即位

シラカ(白髪武広国押雅日本根子天皇=第二十二代 清寧天皇)は、雄略天皇の第三子で、母は、葛城のカラヒメ(韓媛)です。生まれながらにして、白髪※1でした。
成人して、民を慈しみ、愛しました。
雄略天皇は、御子たちの中で、シラカに特に霊異を感じ、皇太子にしました。

雄略天皇が崩御すると、吉備のワカヒメ(稚媛)を母とする第二子の、ホシカワ(星川皇子)は、母の言葉に従って、天皇の位を狙い、その布石として、大蔵の官※2に就きました。
そして、権力をほしいままにして、官の物を浪費し、長子のイワキ(磐城皇子)※3の諫めるのにも、耳を傾けませんでした。
雄略天皇の心配が、的中したのです。
そこで、大伴大連(おおとものおおむらじ)ムロヤ(室屋)らは、雄略天皇の遺した詔(みことのり)※4に従って、皇太子に従うと決め、軍を起こして、ホシカワの大蔵を囲み、火を放ちました。
そのとき、吉備上道(かみつみち)臣のおみらは、吉備のワカヒメの生んだ皇子ホシカワ救援のために、四十艘の船団を組んで向かっている途中でした。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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