沖縄で「どん兵衛」を食べるのは「通」らしい

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。飾らず、自然体でおおらかな性格の彼女の日常を切り取ったエッセイが大好評連載中!

旅先では、「そこでしか食べられないもの」をつい求めてしまいがちですが、それって「通」ではないのかもしれないですね。息子さん、さすがです!

こんな時期に沖縄旅行の話を書いていいのか・・・とも思いますが、行ったのは12月初旬です。

去年の年末は、夫の舞台の地方公演が2ヶ月かけて行われていました。

10月に東京・渋谷のパルコ劇場からスタートし、11月からは長野→北海道→京都→福岡→高知→沖縄と、毎週末全国をまわりました。

その間、北海道に行く前には北海道で感染者が増え、京都にいく前には京都で感染者が増えてしまった時期で、「公演中止にはならないだろうか」「行ってもお客様はいらっしゃらないのではないだろうか」「途中でキャストやスタッフに感染者が出ないだろうか」と常に大きな心配を抱えながら過ごしていました。

当事者は夫だけれど、家族としても絶対に自分が持ちこんではいけないという緊張感がより強くありました。(どんなお仕事のどんなご家族でもそれは同じだと思いますが)

いよいよ最終の沖縄公演に向かうことになり、その期間はちょうど息子もテスト休みで、「これは行くべきな気がする!行きたいし。」と思った私は息子と2人、沖縄へ向かいました。

GoToトラベルを利用出来たおかげで申し訳ないくらいお安く行けました。

行きの飛行機は平日でしたが満席でまだみんなGoToを遠慮なく使っている雰囲気でした。

沖縄へは仕事も含め、10回以上は行っていて、家族でも3回くらいは旅行しているので、息子も初めてではないけど、息子と母の2人旅は初めてでした。

今回のメインの目的は「パパの応援」なので、観光などの予定はなく、ホテルもパパの泊まっている空港近くの地域からは車で30分くらい離れた場所にしました。

なにせ今回の舞台は東京公演の時も「家族も楽屋へ行ってはいけない」という徹底した感染対策を行っていたため、私たちが同じ部屋に宿泊するのはよくないだろうと考え、慣れない「旅先でのレンタカー」運転をがんばりました。

ナビがついていても道を間違えるひどい方向音痴の私はあまり喋らない中2の息子を助手席に座らせ、「ナビのナビ」をお願いしました。

ナビ「次の信号を右へ曲がります」

私「次ってどこ?ここ?」

息子「違う。もう一つ先。」

私「え、そうなん?わかりにく!」

息子「わかりやすいよ。」

私「そうかなー。」

息子「ここ!ここを右!」

私「ちょっともー、早めに言ってよ!」

息子「言ってるし!」

という具合です。

まあでもなんとか喧嘩しないで空港からホテルへ到着した私たちですが、とにかく来たものの、特にすることもなく・・・。

ホテルの周りをお散歩(一人で)

舞台は明後日だし、明日はどうしようかと考えて、私が思いついたのが

「そうだ!明日朝、パパのホテルまで行って朝食を一緒に食べよう!」

ということでした。

調べたら、パパの泊まっているホテルの方が自分たちのとこよりも遥かに高級だったし(当然ですが)実は「ホテルの朝食」が大好きな私。

パパにも会えるし、あっちの朝食の方が美味しそうだし、一石二鳥やん!と一人で盛り上がっていたのです。

早速パパにLINEで連絡。

私「明日そちらへ朝食を食べに行っても良いでしょうか?」

パパ「いいよ。」

私「では8時半くらいに行こうかな。」

パパ「9時過ぎにお願いします。」

私「わかりました。」

翌朝、張り切って起きて準備万端の私でしたが、朝に弱い低血圧の息子がなかなか起きてくれず、予定の出発時間よりも遅くなってしまいました。

でもまあ、パパもゆっくりめの方が良いと言っていたし・・・と安全運転で到着。

9時15分くらいにロビーで落ち合っていざレストランへ向かったのですが、前に出ている看板に

「朝食の方は9時までにご入店ください。」と書いてありました・・・。

私「ガーン!(って言っちゃう世代)でもレストランは9時半までやってるんだから言えばいけるんちゃう?」

パパ「もうええんちゃう?」(実はめんどくさい)

息子「部屋で食べたい。」(パパに賛成)

パパ「あ、そこにコンビニあるし。」

息子「コンビニおにぎりがいい。」

私「・・・そうですか。わかりました。」

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わたし役者の妻で、モデルで、母です

生瀬陽子

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の生瀬陽子さん(モデル名は堀本陽子さん)。最近では、ヨガウェアをプロデュースしてTVで販売するなど、サバサバしていておおらかな性格が話題に。そんな飾らず自然体の陽子さんの日常や、...もっと読む

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