子どもの頃に不思議だったこと、それは宇宙戦艦ヤマトがどんなに大破しても、1週間後にはキレイに直っていることです。光速に近いようなスピードで飛んでいるものを、どうやって修理するんだろう? 人間が外に出て溶接? いろいろと疑問でした。
しかし、宇宙戦艦ヤマトには3Dプリンタが積んであると考えると合点がいきます。壊れたパーツもすぐに印刷。交換してお終いです。壊れたパーツはきっと次の部品の材料として利用されるのでしょう。
今年の9月末まで放映していたリメイク版、「宇宙戦艦ヤマト2199」では、この辺りの謎(?)がそれなりに説明されていました。ヤマト内部には資材加工室や資材生産設備モジュール等が存在しており、簡単な部品生産が可能であるとのこと。おそらく、そこにあるのは2199年度版の3Dプリンタでしょう。ちなみにヤマトには食糧供給システムOMCS(オムシス)なるものが積まれており、食事はこれで作られるようです。食糧用の3Dプリンタでしょうか? 興味はつきません。
ただ、2199年の割にはみんなキーボードでタイプしてたり、iPadのようなタブレットを持っていたり、宇宙服着て船外修理してたり、かなりチグハグだったりします。まあエンターテイメント作品ですから、細かいツッコミはヤボでしょう。そういうところには目を瞑って作品を楽しむのが正しい姿だ!なんて思っていました。
現実もヤマト化しつつある
ところが、船内に3Dプリンタを装備して、修理や武器製造に使う……。そんなヤマトのような話が現実に進みつつあるようなのです。
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