3Dプリンタは普及するだろうか? IT化の波【第11回】

3Dプリンタが一般家庭に普及するわけない。そんなふうにいう識者も沢山いますし、確かに一理あります。しかし私は、3Dプリンタは一般家庭に入ってくると考えています。なぜそうなるのか? そしてそれは社会にどんな変化をもたらすのか、考えてみました。

 子どもの頃に不思議だったこと、それは宇宙戦艦ヤマトがどんなに大破しても、1週間後にはキレイに直っていることです。光速に近いようなスピードで飛んでいるものを、どうやって修理するんだろう? 人間が外に出て溶接? いろいろと疑問でした。

 しかし、宇宙戦艦ヤマトには3Dプリンタが積んであると考えると合点がいきます。壊れたパーツもすぐに印刷。交換してお終いです。壊れたパーツはきっと次の部品の材料として利用されるのでしょう。

 今年の9月末まで放映していたリメイク版、「宇宙戦艦ヤマト2199」では、この辺りの謎(?)がそれなりに説明されていました。ヤマト内部には資材加工室や資材生産設備モジュール等が存在しており、簡単な部品生産が可能であるとのこと。おそらく、そこにあるのは2199年度版の3Dプリンタでしょう。ちなみにヤマトには食糧供給システムOMCS(オムシス)なるものが積まれており、食事はこれで作られるようです。食糧用の3Dプリンタでしょうか? 興味はつきません。

 ただ、2199年の割にはみんなキーボードでタイプしてたり、iPadのようなタブレットを持っていたり、宇宙服着て船外修理してたり、かなりチグハグだったりします。まあエンターテイメント作品ですから、細かいツッコミはヤボでしょう。そういうところには目を瞑って作品を楽しむのが正しい姿だ!なんて思っていました。

現実もヤマト化しつつある
 ところが、船内に3Dプリンタを装備して、修理や武器製造に使う……。そんなヤマトのような話が現実に進みつつあるようなのです。

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松井博

現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む

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コメント

Singulith 「コンテナの中に、3DプリンタやCNC工作機械、プラズマカッターといった各種工作機械を収めたもので、〜ラボそのものをヘリコプターで吊るして前線基地に輸送。〜戦地で必要になった機材や武器をその場で作ってしまえる能力を持っている」 https://t.co/la6GPSRZ5v 4年弱前 replyretweetfavorite

bar_bossa ホント面白いです。未来の予測ってどうしてこんなに面白いのでしょう。/3Dプリンタは普及するだろうか? IT化の波【第11回】| 約4年前 replyretweetfavorite

tatsuo1020 3Dプリンタは普及するだろうか? IT化の波【第10回】| 4年以上前 replyretweetfavorite

Sierck そっか、 4年以上前 replyretweetfavorite