大人になると、新しいコミュニティに飛び込む機会って少なくなりますよね。前回の記事では、パートナーとのマンネリ打破には、積極的にお互いのコミュニティを行き来するといいとお伝えしました。でも、やってみたところで、うまくいかないことは結構あります。
「せっかく紹介してもらったけれど、話が続かないな……」なんてことは、よくありますよね。相手が何に興味があるか分からない中で、面白い話をするのは至難の業です。
かといって、盛り上がりすぎるのも玉に瑕(きず)です。女友達を彼に紹介して、自分の知らない話題で二人が盛り上がったりしたら、なんだかちょっと嫉妬しちゃいますよね。
そうならないように、誰かに紹介されたコミュニティの中でうまくやっていく方法っていくつかあるんですが、今回はその中でも一番大事なポイントをお教えします。
これは友達を紹介されるときだけではなく、パートナーの両親と会うときにも使える会話術です。まずは僕の接客のお話からどうぞ。
常連さんを差し置いてお連れ様と盛り上がるのは御法度
レストランに誰といらっしゃるかは、常連の方になればなるほど固定されていくことが多いです。ご夫婦だったり、いつも食事に出かけるお友達だったり、という感じにですね。
ただ、ときおり、常連のお客様がいつもと違うお友達を連れてお店にいらっしゃることがあります。お連れ様が新たな常連になってくださるかもしれないので、お店を気に入っていただけるよう、その方にも話しかけて仲良くなろうとします。
しかし、ここでやってはいけないことがあります。常連の方を差し置いて、お連れ様とだけで盛り上がることです。だいたいの場合、常連の方に「もともとは私が紹介したのに……」と退屈な思いをさせてしまうからですね。
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