若い子に馬鹿にされる時が来ても人生は続いていく

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。飾らず、自然体でおおらかな性格の彼女の日常を切り取ったエッセイが大好評連載中!

アラフィフ世代が、若い世代に交じって何かをするときの居心地の悪さというか、妙な感覚ってありますよね。でも若くてイケイケでも人生の先輩には多少なりとものリスペクトは欲しいよなって思います。

人は誰でも歳をとります。(新年早々すみません。)

自分でもそれはわかっているつもりでしたが、実際にこんな日が来るとは・・・。

10年間やっているヨガインストラクターですが、そろそろ色んなことを忘れてるし(加齢と共に)、一人息子も中学2年になりお留守番も余裕(むしろ嬉しい)になってきたので、もう一度ヨガについて勉強しなおそうと一念発起し、去年の春から内閣府認定日本医学協会メディカルヨガインストラクター養成講座(正式に書くと長っ!)を受講し始め、何度も寝落ちしたネット配信での学科学習(基礎医学、解剖学、心理学、アロマ、ハーブなど)もなんとかギリギリ合格しました。

この学科学習が「勉強」から遠ざかっていたアラフィフには本当に大変だったのですが、なんとこの学科、メディカルピラティスインストラクターの資格取得にも併用出来るというので、「それはもったいない」と、また大阪出身で「お得」に弱い私は、コロナの影響なのか自分のせいなのか、モデルの仕事もあんまりないし自分のヨガ教室も自粛気味なので「今でしょ!」(古い・・・)という感じで続けてピラティスの講座も受講することにしたのです。

ところが「ピラティス」って「ヨガ」とは根本的なところが違うというか・・・基本的には私が大好きな「癒し」要素が一切なく「インナーマッスルを鍛える」がメインの目的となっているので、「言うても同じようなマットの上でやるストレッチという点ではヨガと似てるから実技だけやったらまぁいけるやろ。」と思っていた私の甘い考えを一瞬で打ち砕いてくれる強者でした。

そお、メディカルヨガの実技はヨガセラピストの実技とかぶる部分が多く(優しいポーズが多い)、あの眠い学科に比べたら私にとっては「復習」的な感じでとても楽しくむしろ余裕もある感じで学べたのですが・・・ピラティスはメディカルといえども、「優しいリラクゼーションヨガポーズ」しかしてこなかった私にとってはとてもキツかったのです。

付箋をいっぱいつけて勉強している感を出している・・・

ピラティスを行うにあたっては3つの重大要素があります。

それは、「ピラティスのABC」と言われ、(そうテキストに書いてあった)

Alignment(アライメント)・・・静止時、活動時における、それぞれの関節や部位の重力に対する適正な配置位置

Breathing(呼吸)・・・息を完全に吐き出し完全に吸い込む

Core(コア)・・・エクササイズ開始の源となる、腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群

この、アライメントを整えるということと、深い呼吸は、やり方に違いはあるけれど、ヨガでやってきたことを応用できましたが、コアの起動というのが、ヨガに全くないものだったので苦戦しました。

わかりやすく言えば、「体幹となる筋肉(⬆︎)を意識する、強くする」ということだと私は理解しています。

家の土台となる部分(基礎工事)を最初につくってから、周りを構築していくというようなイメージでしょうか。

ピラティスのエクササイズは仰向けに寝っ転がって膝を立てた状態からだったり、座位や、うつ伏せ寝、横向きに寝ている状態からスタートする時もありますが、全て、「コアを起動させてから」になります。

これが非常に難しい・・・コアを起動させるイメージとして、「きついジーンズのファスナーを上げる時のように」というのを習いました・・・とってもわかりやすいのですが、これをそのエクササイズの間中、キープするのがとても大変なのです。

ふと気を抜くと、だらん、としてしまいます。

これは長年の「自分に甘い姿勢」のせいかと反省しても、もはや癖になってしまっている「自分にとって楽な姿勢」を律し続けるのはなかなか大変なことでした。

それでも私の通っていた「平日お昼クラス」は同世代の方々も多く、みんなで励まし合いながらなんとか楽しく続けていました。

悲劇は「振替え」によって起こりました。

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わたし役者の妻で、モデルで、母です

生瀬陽子

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の生瀬陽子さん(モデル名は堀本陽子さん)。最近では、ヨガウェアをプロデュースしてTVで販売するなど、サバサバしていておおらかな性格が話題に。そんな飾らず自然体の陽子さんの日常や、...もっと読む

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