わかる日本書紀

百済のいう「雄鶏を殺せ」は「高句麗人を殺せ」の暗喩【第21代⑩】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第21代、雄略天皇の御代のお話。

新羅(しらぎ)を助けて、高句麗(こうくり)を討つ

雄略八年二月、身狭村主(むさのすぐり)アオ(青)、檜隈民使(ひのくまのたみのつかい)ハカトコ(博徳)を、呉国(くれのくに)に派遣しました。
雄略天皇が即位してからこの年まで、新羅は背き偽り、朝貢せずに八年経ちました。
さらに、日本がどう思うかを恐れて、高句麗と友好関係を結びました。
これによって高句麗王は、精兵百人を遣わして新羅を守らせました。

しばらくして、高句麗の兵士の一人が、休暇を取って国に帰りました。
そのとき、新羅の人を、馬飼いにして従えていましたが、秘かに、
「お前の国が、我が国に破られるのも、遠いことではない」
と語りました。馬飼いはこれを聞いて、腹を病んだふりをして、わざと兵から遅れ、国に逃げ帰って、この話をしました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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