やりたいこと」は、探すのをやめたときに見つかる。

超人気YouTube人生相談『大愚和尚の一問一答』が、ベスト版として書籍化! 新刊『人生が確実に変わる 大愚和尚の答え』の発売を記念して、cakesで全文公開します。考えすぎてしまうあなたの背中を押す、61話+αを配信予定。今回は、第3章「ひたむきさが人生を変える」よりお届けします!

「やりたいことって何だっけ?」「自分の使命とは何なんだろう?」

ふと、そんな疑問が湧いてくることがあります。 使命とは、単なる仕事を超えた、人生をかけて追求すべき自分の大きな役割。単なる目標とは違います。

仏教では、そのような使命のことを「誓願(せいがん)」と言います。 お釈迦様も、誓願を立てて出家なさいました。激しい苦行を続け、「これでもか!」というぐらいに肉体を痛めつけておられましたが、結局覚(さと)りに至らなかった。

そこで、お釈迦様は苦行をやめました。ナイランジャナー川で疲れた体を浄め、付近の村娘スジャータが差し出したヤギの乳粥(ちちがゆ)を食して、そのまま菩提樹(ぼだいじゅ)の下で瞑想され……、ついに覚りを開きました。

誰でも、「自分はこれをやりたい」という誓願がパチンと見える瞬間があります。でもそれは、スピリチュアルなお告げとかではなく、さりげない形でやってきます。 仕事が順調なのに、ある日誓願に目覚めて、まったく別のことを始める人もいます。

たとえば『マイクロソフトでは出会えなかった天職』の著者ジョン・ウッドは、ビジネスマンとして成功していたにもかかわらず、突然会社をやめ、発展途上国の識字率向上を目指すルーム・トゥ・リードという活動を始めました。 きっかけはささいなことでした。ヒマラヤで出会ったネパール人男性に連れられて学校を見学した際、図書室を見て彼は衝撃を受けます。

本がほとんどなかったのです。彼はすぐに仲間や家族にメールをし「余った本があれば送ってくれ」と呼びかけます。ジョンは数千冊の本を学校に届けました。 食い入るように本を読む子どもたちと、目を潤ませて感謝を伝える教師たちを目の当たりにして、彼はマイクロソフトを退職。「一〇〇〇万人の子ども達に本と教育を提供するために生涯をささげる」という誓願を立てます。そして約一〇年の間に、七〇〇〇以上の図書館や図書室を開設し、七六五校の学校を建設したのです。

もし自分の使命を知りたいと願っているのなら、一番良い方法はその願いを捨てること。いったん忘れてしまうことです。

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「生きるのがラクになった」「悩みがなくなった」と大評判! いま最も視聴されている超人気YouTube人生相談『大愚和尚の一問一答』のうち、最も人生を変えうる動画をセレクトして書籍化しました。「考えすぎてしまい、行動できない…」「同じ失...もっと読む

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ihcamiohc 就活、転職などなど、人生に悩む人にも言えることかもしれん(そしてわたしにも) https://t.co/3oDxXgfJYg 5ヶ月前 replyretweetfavorite

restart20141201 |大愚元勝 @Taigu_gensho |人生が確実に変わる「大愚和尚の答え」 https://t.co/ZWu8t0GZtg 5ヶ月前 replyretweetfavorite