第3章 幼児教育
【学びの促進】 毎日、ことばのシャワーを浴びせる
人間はことばの生き物です。ことばがわからなければ人と会話できませんし、自分の気持ちを伝えることもできません。もちろん勉強も、ことばの意味を理解できなければ、問題を解くことも答えを書くこともできません。数字に強くなることも大事ですが、それ以上に、ことばの発達をうながすことが重要だということも、幼児教育では意識しました。
まずリビングの目立つ場所に、公文式のひらがなとカタカナのポスターを貼りました。しりとり遊びもよくして、親子で一緒に童謡を歌ったりもしました。
季節が変わると、「春になったらサクラが咲くね」「夏はスイカがおいしいね」と、その季節にまつわるものを連想させながら会話したのも楽しい思い出です。
4歳までにひらがな、カタカナを覚えると、そのあとは一人で絵本が読めるようになります。外を歩いていても、自分でわかる文字や言葉をさがして、「お母さん、あそこに、こんなこと書いてあるよ!」と教えてくれるようになりました。
また、スーパーマーケットは、品物や名前の宝庫なので、子どもたちと一緒に買い物に行って、「これはリンゴ」「このお魚はマグロだね」と、品物を指さしながら名前を教えました。肉、魚、野菜、くだものといった分類分けも、スーパーだと目で見てわかるので理解しやすいのです。最後に、お菓子をひとつ、子どもと相談しながら選んで、買ってあげるのも忘れません。
絵本の読み聞かせも、3歳頃から小学3年生まで毎日続けていました。 cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。