第3章 幼児教育
【学びの促進】 右脳と左脳をバランスよく、徹底的に刺激する
幼児教育の基礎は、子どもの右脳と左脳の才能をバランスよく開発していくこと。幼児教室ハーク(大阪府堺市)でその重要性を学び、さまざまな教材の活用法を教えていただきました。
まず、右脳開発のために幼児期に覚えさせることは、「色、図形、大小、数、量、空間認識(上下・左右・前後)、比較、順序、時間、お金」の概念です。ハークでは、この基礎概念を学ぶためのカード72枚、144種の教材を使用していました。
自宅では左脳を刺激する学習が中心だったので、七田式の、「ちえ・もじ・かず」のプリント類を、毎晩、子どもがお風呂から上がったあとにやっていました。
小林一茶の俳句カードを使って、遊びながら俳句を覚えて暗記力も高めました。
情報の少ない明治時代や大正時代に、外国語を苦もなく覚えられた人がいたのは、幼児期に『論語』や『孟子』などの「四書五経」を寺子屋などで暗唱していたからだともいわれています。
幼児期に暗唱訓練をすることで、脳に記憶の回路ができて、意味がわからないものでも覚えられる能力が高まるのです
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