雑談は、おもしろいことを言おうとしなくてもいい

社内外に味方ができ、仕事が抜群に進めやすくなるビジネスコミュニケーションのメソッドを紹介していくこの連載。第7回目のテーマは「雑談」です。「上司や取引先など目上の人だと緊張してしまい、何を話したらいいかわからない」と悩む人は少なくありません。今回は、覚えておくと便利な「ビデオトーク」から雑談の切り上げ方まで、詳しくお伝えします。

ビジネスセミナーやビジネス書では「アイスブレイクが重要」というアドバイスがしばしば登場します。商談に入る前にちょっとした雑談で場の緊張をほぐしておくと、そのあとの話もスムーズに進みやすい。でも、実際には「何を話せばいいか」「どうリアクションすればいいか」など、緊張の連続だったりしませんか。

若手ビジネスパーソンの多くは、雑談に苦手意識を持っています。同世代の友人とならまだしも、取引先や上司、先輩との雑談なんて気が重いだけという声も聞きます。しかし、こうした苦手意識が生じるのは、「雑談はおもしろい話をしないといけない」と心のどこかで思っているからかもしれません。でもそれは誤解です。

まず雑談の大原則からお伝えすると、雑談ではおもしろい話をする必要はありません。重要なのは会話のラリーが続くこと。会話が続きさえすればそれでいいのです。雑談の目的は「相手との心理的距離を縮める」こと。盛り上がるに越したことはありませんが、あまり盛り上がらなかったとしてもなんら問題ないのです。

「そもそも雑談なんて時間のムダでは?」と思う方もいるかもしれませんね。実際、若手ビジネスパーソンに聞くと、「雑談はいらないと思う」「雑談をせずに商談に入りたい」という意見を持っている人も多いです。

ただ、ここで重要なのは「取引相手がどう思っているか?」です。相手も同じように「雑談なんて無駄」と思ってくれていれば、何の問題もありません。しかし、「最近の若い奴らは雑談もせず、いきなり商談に入ろうとする……」と不満に思っている場合はどうでしょうか? その場合は、たかが雑談で他の人に大きく差をつけることができるかもしれない。このように、何がプラスに転じるか分からないのが、ビジネスコミュニケーションの面白いところです。

何を話せばいいかわからないときは 

雑談の悩みで一番多いのは、「どんな話をしたらいいかわからない」ということです。そんなとき覚えておくと便利なのが、目にしたものをそのまま口にする「ビデオトーク」です。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
社内外を味方につけるコミュニケーション入門

五百田達成

ビジネスの場面で重視されるコミュニケーション能力。普段から上司や同僚、取引相手など周囲の人たちと良好なコミュニケーションがとれていれば、仕事は抜群に進めやすくなります。この連載では、20代のみなさんに向けて、「ものを頼むとき」「断ると...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

kurimatu044 この記事の挿絵?一枚絵がすごく好きだなー 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

rosebourbon 仕事の雑談って相手の機嫌損ねないかが不安だよね。相手の機嫌ひとつで普通に仕事干されたりするしサラリーマンはつらい。 約1ヶ月前 replyretweetfavorite