身体だけがどんどん歳を取っていく人の思考

ーー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるーー北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていたことを、「工夫」によって次々と実現させていく著者の姿勢と、素朴で力強い言葉に心を揺さぶられます。『好奇心を“天職”に変える空想教室』(サンクチュアリ出版)より全文公開(毎週土曜日更新予定)。

大事なのは憧れです。憧れは未来をより良くするパワーです。
ぼくたちは憧れ続けるべきです。届かないものに手を伸ばし続けるべきです。
憧れさえあれば、ぼくたちは一生成長できるし、まだまだこれから先なんぼでも光り輝くことができます。

もしも人が憧れをなくしてしまったら、どうなるでしょうか。
つまり「今の自分にできること」しかやらなくなってしまったら、どうなるでしょうか。

その瞬間、人の心の成長はピタッと止まり、あとは身体だけが、どんどん歳を取っていきます。
そしてある日気がついたら「見た目は大人、頭脳は子ども」という、名探偵コナンくんの逆の人が完成してしまいます。
解ける謎なんて一つもないです。毎日、迷宮入りです。でもそういう人はいっぱいいるんですよ。
ぼくたちは憧れをやめちゃいけないんです。 届かないものに手を伸ばすんです。 ジャンプし続けるんです。

そうしたら5年後の自分は、今の自分からは想像もつかないくらい素敵な人になります。本当になります。だから憧れをやめないでください。

ぼくは飛行機に憧れました。
中でも日本人が作ったゼロ戦という飛行機に憧れて、いっぱい飛行機のことを勉強しました。
ところが高校生のときに、まわりの人からいわれました。
「こんな田舎に生まれた時点で、飛行機の仕事なんてできるはずないでしょ」
“もうだめ” だというのです。 人は生まれる場所を選べません。 ぼくはただ悲しかった。

よくこの「もうだめ」という言葉を使う人がいます。
たとえば「おれは大学に行っていないから、もうだめだ」とか「不景気だからもうだめだ」とか「少子化だからもうだめだ」とか。
そういう言葉はもっともらしく聞こえます。

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ちっぽけな町工場から自家製ロケットを打ち上げた男の感動スピーチ

好奇心を“天職"に変える空想教室

植松 努
サンクチュアリ出版
2015-10-26

この連載について

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植松努の空想教室

植松努

ー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるー 北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。夢見る経営者が涙まじりに訴え、TEDxで話題となった感動スピーチを書籍化。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていた...もっと読む

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コメント

meneta_ "今こうしている間にもなんぼでも学ぶことができます。” https://t.co/xVOe7IiBKL 植松さんの言葉、素敵です。 20日前 replyretweetfavorite

10ricedar ほんと好き 教科書はこの書籍でいいと思う(暴論) 23日前 replyretweetfavorite

contentente 何年も前に植松さんのTEDを見て勇気をもらったひとりです。 これからも日々学んで、自分をアップデートさせていたい。 24日前 replyretweetfavorite