いつかこの世に自分の生きる場所がなくなる人」の特徴

ーー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるーー北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていたことを、「工夫」によって次々と実現させていく著者の姿勢と、素朴で力強い言葉に心を揺さぶられます。『好奇心を“天職”に変える空想教室』(サンクチュアリ出版)より全文公開(毎週土曜日更新予定)。

みなさんは“我慢”の本当の意味がわかりますか。
「あきらめること」 「口答えをしないこと」 「のぞまないこと」どれも完全な間違いです。
そう思っている人はショッカーですからね。
あきらめたり、意見を引っ込めたりして、良くなる未来なんかないからです。
それだけではありません。
他人の顔色をうかがいながら、波風を立てないよう「自分の居場所」にとどまれば、いつかこの世に自分の生きる場所がなくなります。
そしてそういう人は増えています。
それはこの言葉が増えているからです。
「我慢しなさい」
たとえば、親としての立場を想像してみてください。
子どもになにかをねだられたときに、 「我慢しなさい」 と伝えるのはとても簡単です。
でもただそればかりを伝えると、子どもに「我慢 = あきらめること」だと認識させてしまいます。
人に本当の我慢を教えるためには、「だったらこうしてみたら?」という代替案が必要です。
「これはちょっとむずかしいかもしれないけど、こっちの簡単なやつからやってみようか」 「これなら中古屋にあるかもしれないから、一緒に探しに行ってみようか」 「これなら家にある材料で作れるかもしれないから、 うちに帰って一緒に作ってみようか」といった具合です。
「我慢しなさい」という言葉を使いそうになったときは、ちょっとだけ間を置いて、「だったら……」という言葉をつないでみれば、きっとその人はショッカーにならず、 自分の欲求を前に進ませられると思います。
つまり、本当の我慢とは「違う方法を、考えること」なのです。
そもそも一体どんな人が“あきらめ方”を教えようとするのか。

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植松努

ー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるー 北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。夢見る経営者が涙まじりに訴え、TEDxで話題となった感動スピーチを書籍化。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていた...もっと読む

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