社会で生きていく上で大切な、たった一つのこと

ーー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるーー北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていたことを、「工夫」によって次々と実現させていく著者の姿勢と、素朴で力強い言葉に心を揺さぶられます。『好奇心を“天職”に変える空想教室』(サンクチュアリ出版)より全文公開(毎週土曜日更新予定)。

すばらしい可能性を持ったみなさんですが、
いつか、誰かから“あきらめ方”を教わっています。

その人はなんのために“あきらめ方”を教えるのでしょうか。

それは「おとなしくて」「聞き分けが良くて」「都合のいい」人間を作るためです。
とても恐ろしいことに、みなさんをショッカーの戦闘員に仕立てようとしている人たちがこの世にはたくさんいます。
それは1980年代、まだロボットが今のように発達していなかった頃、大きな企業がロボットのような人間を必要としたからです。
そのときに日本の受験はすっかりおかしくなり、「考える力」ではなく「素直さと真面目さ」を測るものになりました。
ところが今では、受験を合格できた「素直で真面目」な人たちはロボットに軽く負けてしまうので、昔ほど求められていないということです。

ちなみに日本で最も過疎化が激しいのは秋田県です。
秋田県といえば学力テスト全国1位(2014年)の県です。
すごい県です。ところが15歳から24歳の転出率が異常に高く、どんどん人が減っています。
学力向上に力を注げば注ぐほど、過疎化はどんどん進んでいくのです。
それなのに、なぜ学力向上をめざすのでしょう。

多くの人が「進学すれば、進路の選択肢が広がる」といいます。それは本当でしょうか。

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ちっぽけな町工場から自家製ロケットを打ち上げた男の感動スピーチ

好奇心を“天職"に変える空想教室

植松 努
サンクチュアリ出版
2015-10-26

この連載について

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植松努の空想教室

植松努

ー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるー 北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。夢見る経営者が涙まじりに訴え、TEDxで話題となった感動スピーチを書籍化。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていた...もっと読む

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コメント

10ricedar 親が考える「一緒に仕事をしてみたい」人間像が歪んでたら大変だけれども 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

koichi_ogata “社会で生きていく上で大切なことはたった一つ、 「一緒に仕事したい」 と思われるような人物になれるかどうか、ということです。” --- 約2ヶ月前 replyretweetfavorite