今、世界は“やったことがないことを、やりたがる人”を求めている

ーー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるーー北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていたことを、「工夫」によって次々と実現させていく著者の姿勢と、素朴で力強い言葉に心を揺さぶられます。『好奇心を“天職”に変える空想教室』(サンクチュアリ出版)より全文公開(毎週土曜日更新予定)。

もちろん現在でも大量生産は必要なことです。
でもちょっと注意が必要です。
なにも考えずに、ただ生産していてはだめです。ずっと他の人と同じことしかしていなければ、“安い✕たくさん”の勝負しかできなくなります。
大事なのは知恵と工夫です。知恵と工夫で「より良く」を求めたら“高い✕少し”という勝負ができます。
これがブランドというものです。
「なにと戦うのか?」が大事なのです。

「そこまでする必要はない。余計なことはしなくていい」
この言葉に負けた瞬間から“安い✕たくさん”の戦いがはじまります。

安いものを作ると、たくさん売らなければいけません。
物はいずれ、みんなに行き渡ります。
もう物が行き渡っているというのに、もっと売るためにはどうしたらいいでしょうか。
とっても簡単ですね。はじめから壊れやすく作ればいいのです。
そうやって消費を強制すればいい。

科学が発達していくごとに、なぜ物の寿命が短くなるのかが不思議です。
家電製品が狙いすましたように、なん年目かで壊れてしまうのはなぜでしょう。
世界中の人がまだ普通に使っているアナログテレビが、なぜ日本から一台もなくなってしまったのでしょう。
同じ自動車なのに、日本向けのものと海外向けのものとでは、なぜ寿命が違うのでしょう。
なぜ「消費期限」だけではなく、「賞味期限」という表示があるのでしょう。
おかしいと思いませんか?

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ちっぽけな町工場から自家製ロケットを打ち上げた男の感動スピーチ

好奇心を“天職"に変える空想教室

植松 努
サンクチュアリ出版
2015-10-26

この連載について

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植松努の空想教室

植松努

ー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるー 北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。夢見る経営者が涙まじりに訴え、TEDxで話題となった感動スピーチを書籍化。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていた...もっと読む

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warocktw キーワードは、 『#できっこないをやらなくちゃ』 とある偉人の言葉です😌 24日前 replyretweetfavorite

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