図解 ワイン一年生

ワインの頂点はここで作られる

ワインはそこそこ飲むけれど、いつも“勘"で選んでる。そんなプチワイン好きの人のために、とっつきにくいワインの世界を、図やマンガを駆使して「これ以上ないほどわかりやすく」解説するワイン講座です。「カベルネ・ソーヴィニヨン」「シャルドネ」「ピノ・ノワール」など個性豊かなぶどうを擬人化させ、味や香りの特徴をイメージで伝えます。『図解ワイン一年生』より全文公開します(毎週日曜日更新予定)。



「シャブリ」にいくなら、プルミエ・クリュより上を選ぶ。


シャブリは世界一メジャーで、典型的な“辛口の白”ワインです。

万人に親しまれて、安定感のある味だからでしょう。
ところが、一口にシャブリといってもいろいろあって、味はピンきりです。
シャブリだからなんでもいいやと思って飲むと「うーん、こんなものか」とがっかりすることにもなります。
ラベルを見てみてください。一番上等なものには“グラン・クリュ”と書かれています。
次が“プルミエ・クリュ”、それから普通の“シャブリ”、一番下のランクは“プティ・シャブリ”と書かれています。
“プティ”なんていうとかわいらしくて、甘えた雰囲気がありますが、味は全然そんな感じはしません。
筆者は個人的に「プルミエ・クリュより上であればシャブリはおすすめ」ですが、普通のシャブリ以下なら、他の辛口の白ワインを選んだ方が無難なのではないかと思っています。
プルミエ・クリュは高い? そりゃそうです。シャブリは高いのが普通で、安い方が疑問なのです。
シャブリは、白の最重要品種であるシャルドネが最高に輝ける舞台です。
そうおいそれと「とりあえず中生ちょうだい」みたいな感じで、「とりあえずシャブリちょうだい」なんて言ってほしくないのです。
ちなみによく「シャブリには牡蠣が合う」みたいな話がありますが、フランスの牡蠣と日本の牡蠣はちょっと違うものらしいので、シャブリに合わせると生臭く感じると思います。
シャブリは、できればもっとシンプルな食べ物を、たとえば塩コショウ・レモン・オリーブオイルで味付けをした白身魚のカルパッチョのようなものにはとてもよく合います。


ピノ・ノワールが好きになったら、一度は「コート・ド・ニュイ」を試す。


ワイン産地の頂点の一つと言ってもいいでしょう。

ブルゴーニュ地方の中のコート・ド・ニュイ地区&コート・ド・ボーヌ地区は、合わせて別名「コート・ドール」と言われます。

コートは「丘」、ドールは「金」、つまり「黄金の丘」という意味で、ここは世界最高級品の数々を生み出す産地。“太陽に照らされて、黄金色に染まる丘”という表向きの意味がある一方で、昔から「金の成る丘」だということをわかっていらっしゃったのでしょうか。

最高峰のピノ・ノワールたちが畑ごとに個性を発揮しながら、芳醇すぎる香りを秘めつつ、長期熟成に耐えているすばらしい土地です。

筆者はいくつもの幸運が重なって、【ラ・ターシュ】と【リシュブール】というワインを飲む機会にめぐまれましたが、まさに液体状の黄金を飲んだような気分でした。

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コメント

4sshie これはなかなかよい!しかしシャルドネちゃん人気だね笑… https://t.co/wtGnLszmHE 約2ヶ月前 replyretweetfavorite