今回もボルドーワインに関する解説の続きです。
ボルドーワインってなに? という方はこちら→ボルドーってなんですか?
ボルドーワインの王様を知りたい方はこちら→知っておいて損はない「ザ・高いワイン」
ボルドー地方は、さらにいくつかの地区に分かれます。
そのなかでも…
メルローが好きなら「サン・テミリオン」を試す。
サン・テミリオン地区は、メルロー主体のワインが多いです。
この地区の格付けは、〝グラン・クリュ〞がつくとグレードが上で、さらに〝プルミエ〞がつくともっとグレードが上がります。
そして格付けの頂点には、【シャトー・シュヴァル・ブラン】【シャトー・オーゾンヌ】という二大銘柄がありますが、これらは一本でパソコン一台が買えてしまうほどお高いので、とりあえずシカトしておくとして、筆者にとってのサン・テミリオン地区は「わりと手が届きそうな値段で、二千〜三千円くらいで、おいしいメルローが飲めるよ」という印象です。
メルローが恋しくなったときに、気軽に立ち寄れる夜の店という感じでしょうか。
カベルネ・フランがブレンドされているものもあります。
するとさらにメルローさんの豊かな味が引き立ちます。おいしいメルローを飲みたかったら、とにかくお手軽なサン・テミリオン地区がおすすめです。
ちなみにサン・テミリオン地区の格付けは「十年に一度」なので、メドック地区のやつより信用できるかもしれません。