便利すぎる機能について(音声認識が恥ずかしい)

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。飾らず、自然体でおおらかな性格の彼女の日常を切り取ったエッセイが大好評連載中! Twitter Instagram  @yokonama280

どんどん便利になっていく世の中。このコロナ禍においては、タッチレス、キャッシュレスなどはとてもありがたいことですが、使いこなせてなんぼ?ですよね。。。

先日、キッチンをリフォームした件について書かせていただきましたが、今回の工事で最も便利になったものは、「正面で手をかざせば水が出る蛇口」です。

自粛期間にキッチンに立つ機会が増えた夫が急に「もうこのキッチン、変えたい!」と言い出したのが工事のきっかけでしたが、その前にリフォームをしていたうちの実家で見た、「手をかざせば水が出る蛇口」に憧れての発言でした。(もちろん理由はそれだけではありませんが・・・あれ?なんか聞いたことあるフレーズ・・・)

二人でショールームにシステムキッチンを見に行った際、私は、

「いる〜?その機能!?」

というノリの悪い感じでしたが、私の母に散々その便利さを聞かされていた夫は

「絶対あったら便利やて!」

と、譲りません。

私はそれよりも「蛇口が蛇腹ホースで伸びてシンクの端っこまで洗いやすい機能」の方を重視していましたが、両者譲らずで、結局その両方を兼ね備えた、「手をかざしたら水が出るし蛇口が伸びる機能」のついた蛇口を選びました。

「伸びる機能」(どんどん省略されていく)は旧キッチンでもありましたが、タッチセンサー(と言うらしい)は今回が初めてだったので(どおなん?)と思いながら手をかざしてみると、プン!というなんとも可愛らしい音と共に水が出ます。(もちろんお湯も)・・・なんか楽しい!気持ちいい!素敵!と私も一気にタッチセンサーの虜になってしまいました。
キッチンの完成を二重顎で喜ぶ私

人間の「慣れ」とは恐ろしいもので、これは家中で「ここにしかない機能」なのに、洗面所や手洗い場の短い蛇口の前でもついつい手をかざしてしまっている私・・・聞けばうちに遊びに来て、食事をし、キッチンで片付けを手伝ってくれただけの友人ですら、家の水道の蛇口にうっかり手をかざしてしまったとのこと・・・旦那さんはどう思われたか心配になります。

今ではデパートやショッピングモールのお手洗いはほぼタッチセンサーですよね。(下に手を出すと出るタイプ)

自分の子供の頃からは考えられないですが、たまに蛇口を捻らなくてはならない手洗い場に遭遇すると、(は?どういうこと?今時!)くらい偉そうに思ってしまう自分もいます。(コロナ禍だし余計にかも)

タッチセンサーと言えば、PASMOやSuicaもめっちゃ便利ですよね。(大阪ではICOCA・・・「ほな、行こか!」からきている・・・ウケる)

今このご時世でエレベーターの階数ボタンもタッチセンサーで触れずに認識されるものが開発されたらしいですが、それは「便利」というよりも「感染予防」ですよね。

だって、階数ボタンの前で手をかざして認識していただけるのは嬉しいかもしれないけど、ボタンまであと数センチのところまで手を上げる訳ですから、あとちょっとやん!何が(便利)?ってなります。

でもこのエレベーターが数年後には当たり前になり、コロナも終息していたら、たまにボタンを押さなくてはならない旧式エレベーターに遭遇した際、えー!これ、押さなあかんやつやん!めんどくさいわー!となってしまうかも知れません。


家で音楽を聞く時の様子も随分変わりました。今は、

オッケー、グーグル!音楽をかけて!」

と言えばスピーカーから曲がかかります。

最初はおー!となりましたが、今では当たり前になり、CDをデッキに入れて再生ボタンを押してかけることすら若干面倒になってきてしまっています。

なんかかわいい

しかしながら、この「音声認識機能」というのは曲者で、(経験がある方も多いでしょうが)私の滑舌が悪いのか機械の「耳」が悪いのか、時々意思の疎通がうまくいかないことがあります。

「オッケーグーグル!音楽をかけて!」

「ワカリマシタ、小田和正のこころを再生シマス」

のように・・・。「お」しか合ってないやん!

これが家族でいる時ならよいのですが、そこまで親交の深くないお客さんがいらっしゃる時だったりすると、かなり気まずい空気を作ります。

それ以前に人前で「オッケー、グーグル!」と発声する事自体がそうとう恥ずかしいのですが、Googleのスマートスピーカーには、再生ボタンなどはなく、他のスピーカーのようにスマホとBluetoothでつないで曲を聞こうとしても、Bボタンを押すとかではなく、

「オッケー、グーグル!ブルートゥースをつないで!」

「ワカリマシタ、ペア設定済みのデバイスをサガシテイマス、・・・アイフォンに接続サレマシタ。」

というように絶対に会話をしなくてはいけないシステムなのです。

更にこの前話したアメリカ在住の友人が言うには、あちらでこのスピーカーを使おうとすると、

「オッケー、グーゴー!」

というネイティブな発音じゃないと反応してくれないらしく・・・いくらアメリカに居ても日本人ばかりの中でそれはちょっと恥ずかしい・・・更に

「スミマセン、ワカリマセン」

などと言われた時には・・・あ、それも英語で言われるのか・・・。

私はiPhoneを使っていますが、スマホに話しかける時は、(ほぼ話しかけないけど)

「ヘイ!Siri!」

です。

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わたし役者の妻で、モデルで、母です

堀本陽子

俳優の妻として、またモデルやヨガセラピストとしても活躍中の堀本陽子さん。最近では、バラエティ番組にも出演し、飾らず自然体で、実は、サバサバしていておおらかな性格が話題に。そんな堀本さんの日常を切り取ったエッセイが連載開始! 人気俳優の...もっと読む

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