仕事のモヤモヤ46
ブラック企業だとわかっていても辞められない
これまで色々な仕事を経験してきましたが、何度かブラックな会社にあたってしまったことがあります。
押し寄せる仕事が止まらない。 そういう会社に限って、辞めたくても辞めさせてくれない。
私が初めてブラック企業と仕事をした時は、辞めるまでに一年以上かかり、心身共に大きなダメージを受けました。 その後も、何度かブラックな会社にあたりましたが、その時はすぐに離れられることができました。
すぐに辞められた時と、辞められなかった時の違いが何かと言えば…、それは私の知識量の差でした。
初めての時は、まさか自分がブラック企業にあたるなんて考えもしなかったし、法的知識も全くありません。 ひとことで言えば、相手にとって「すごくチョロい相手」でした。
私の経験からですが、ブラックな会社って、法的にどこまでがグレーで、どこからがブラックか、わかってやっていることが多いんです。
だから、チョロい相手はどんどん利用できるけど、ブラックとグレーの境界線を突いてくるような面倒な相手は、早めに折り合いをつけようとします。
会社の中にいると、そこでのルールが社会全体のルールだと思い込みがちですが、会社が言っていることが、百パーセント正しいとは限りません。 法的に見たら、怪しい部分も沢山あります。
だからこそ、全て鵜呑みにするのではなく、チョロい相手にならないように、時には疑ったり自分で調べることも大切です。
とは言え、会社を辞めるって大変な勇気や気力が必要なので、ほとんどの人はガマンして抱え込んでしまう人が多いと思います。
でも、それでも本当に危ない時は…自分のために立ち止まって欲しいんです。
私は、絶対に辞められない仕事はないと思っています。 ただ、それをやるのが「簡単じゃない」というだけです。
法的な面から、簡単じゃない手順を踏めば、会社は退職を止める権利はありません。 次の仕事を探すのも簡単じゃないけど、条件を選ばなければ何かしらはあります。
私の周りにも、仕事が原因で心身を病んでしまった人がいます。無理をして倒れたり死んでしまったら…、会社は命や健康を返してはくれません。
どんなことでも簡単にできることは少ないです。 でも、もし本気でやめたいなら、どうしてもやめられないことも少ないと思っています。
まとめ: 会社の言うことがこの世の正しい常識とは限らない
仕事のモヤモヤ47
理不尽な業務や不当な扱いをガマンしている
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