わかる日本書紀

一晩で身ごもるなんて…疑心暗鬼で認知は先送り【第21代③】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第21代、雄略天皇の即位とその御代のお話。

天皇の即位と諸妃

安康三年十一月十三日、ワカタケルは、泊瀬(はつせ)の朝倉※1に宮を定め、天皇の位に即(つ)きました。第二十一代雄略天皇です。
平群臣マトリ(真鳥)※2大臣(おおおみ)※3とし、大伴連(おおとものむらじ)ムロヤ(室屋)、物部連(もののべのむらじ)(目)を大連(おおむらじ)にしました。

雄略元年三月三日、草香のハタビ(幡梭姫皇女)※4を立てて、皇后としました。またの名をタチバナヒメ(橘姫)といいます。
この月に、三人の妃を立てました。
初めの妃は、葛城のツブラ(円大臣)の娘で、カラヒメ(韓媛)※5です。シラカ(白髪武広国押稚日本根子天皇)※6ワカタラシヒメ(稚足姫皇女)を生みました。この姫は、またの名をタクハタヒメ(栲幡姫皇女)といい、斎宮※7として、伊勢神宮の内宮(ないくう)※8に仕えました。
次の妃は、吉備上道臣(きびのかみつみちのおみ)※9の娘でワカヒメ(稚媛)といい、二人の皇子を生みました。兄がイワキ(磐城皇子)、弟がホシカワ(星川稚宮皇子)です。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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