2020年10月19日に公開された幡野広志氏の記事「大袈裟もウソも信用を失うから結果として損するよ」(10月22日削除済み)にて、DVの相談内容を「嘘」や「大袈裟」と回答する記事を掲載したことと、その後の編集部の対応により、相談者様およびDV・モラルハラスメント被害者の皆様を傷つけてしまいました。心よりお詫び申し上げます。また、被害者の多くが、その相談を信用されないという問題を助長したことに対してもお詫びいたします。
原因は、事前に記事を確認できる立場にあったわたしたち編集部が、DV問題への認識不足や当事者への配慮不足によって、問題点への指摘や修正をせずにそのまま記事を公開したことにあります。
メディアを運営する立場として心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした。
本件について、多くの方からご意見や具体的な問題のご指摘、そして今後の対策アドバイスまでいただいたことを心より感謝いたします。皆様からのご意見をふまえ、今後、このようなことが起きないよう、現時点で以下のような再発防止策を実施する予定です。
再発防止策
・編集部のチェック体制、掲載フローの見直し
・公式SNSの運用ガイドライン見直し
・客観的にご意見をいただくためのアドバイザリーの起用
・編集部および全社でのDVやハラスメント、差別などの問題に関する勉強会の実施
・専門家へのインタビュー記事の掲載
・DVやハラスメント、差別など、さまざまな問題を考えるコンテンツの掲載
これらの対応は、順次実施できるよう準備を進めており、記事についてはcakes上で読者の皆様にもご覧いただけるようにしていきます。
あらためまして、ご相談者様、そして、DV・モラルハラスメント被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます。
cakes編集長 大熊信