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ハロウィンが来るたびにキリスト教のせいにされるけど

「仕事がつらい」「いい人になれない」…その悩み、聖書に相談してみませんか。「難しそう」「説教されそう」、そんなことはありません。フォロワー10万超の大人気ツイッターアカウント「上馬キリスト教会」のまじめ担当MAROが皆さんの悩みに対してキリストの言葉・聖書の言葉をもとに答えてみます。今回のお悩みは「ハロウィンが好きになれない」です。本連載は書籍「人生に悩んだから聖書に相談してみた」の一部抜粋です。

お悩み:ハロウィンって騒がしくて好きになれません


「近頃はハロウィンとかいうキリスト教の祭りのせいで毎年、街で大騒ぎをする若者が増えて迷惑だ! これだからキリスト教は!」。 ......なんていう怒りの声が、 ときどき教会に届いたりします。たしかに近頃のハロウィンはちょっと騒ぎすぎですよね。家でささやかな仮装パーティをやるとか、節度を持って楽しんでほしいと思います。

しかし、そもそもの話、ハロウィンってキリスト教とは実はまったく関係のないお祭りなんです。もともとはケルト民族の「お盆」みたいなお祭りで、その日には死者の魂がこの世に帰ってくるんだと言います。キリスト教では死者の魂が帰ってくる、とか、そもそも先祖の霊を祀る、という習慣はありません。礼拝する対象はあくまで三位一体の神様だけで、先祖のために祭りを行うことは「偶像礼拝」として禁じられています。

ですから教会で公式にハロウィンのイベントを行うことはありません。むしろ10月31日はプロテスタントではマルティン・ルターの宗教改革を記念する宗教改革記念日とされていて、そっちのイベントを行ったりします。教会によっては信徒に対してプライベートでもハロウィンのイベントを行ったり参加したりすることを禁止する場合もあります。

......というわけで、ハロウィンのあの大騒ぎが「キリスト教のせいだ!」っていうのは、濡れ衣なんです。プロテスタントのクリスチャンとしてはハロウィンのイベントはやめにして、ルターさんの宗教改革を祝ってほしい......というのが本音だったりします。

僕も以前、アメリカに住んでいた頃のハロウィンに近い日曜日に、ジャックオランタン(ハロウィンのあのカボチャのお化け)のTシャツを着て教会に行ったら、牧師さんから「それは教会にはふさわしくないよ」と叱られたことがあります。

それと、本場のアメリカやヨーロッパでは、ハロウィンに仮装するのは基本的に子どもだけです。子どもたちがお化けの仮装をして「Trick or treat!」と家々を回ってお菓子をもらう、というイベントです。大人が仮装して街中で大騒ぎする、 ということはありません。日本で言うなら、たとえばこどもの日には男の子は鎧 兜を着て記念写真を撮ったりしますが、その日に乗じて大人たちがみんなで鎧兜を着て街中でチャンバラごっこを始めるようなものです。

とはいえ、楽しいことを頭から否定するのもヤボですし、もったいないですね。ちゃんと起源とか意味を知りつつ、適度に節度を持って楽しめばいいと思います。教会でも個人的に楽しむ分には構わない、というところも多いです。

答え:よく間違えられるのですが それ、キリスト教のせいじゃないです


*本連載は、『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(KADOKAWA)を基にcakes用に再編集したものです。

人生に悩んだから「聖書」に相談してみた

MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)
KADOKAWA
2020-09-26

この連載について

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MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)

「仕事がつらい」「いい人になれない」…その悩み、聖書に相談してみませんか。「難しそう」「説教されそう」「勧誘される」、そんなことはありません。現代人に悩みはつきないけれど、聖書に出てくる人だってみんな悩んでいるし、聖書に答えを求めてい...もっと読む

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nemotch 「10月31日はプロテスタントではマルティン・ルターの宗教改革を記念する宗教改革記念日」児童書のハロウィンフェアに対して、人文書は、カルヴァンとかルターの入門書を集めたミニフェアをぜひ展開を。 https://t.co/vWZsY6V6DH 2日前 replyretweetfavorite