わかる日本書紀

妻の連れ子が恐い…って愚痴ってたら睡眠中に襲われた【第21代①】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第3巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第21代、雄略天皇が即位するまでのお話。

マヨワ、父の仇を討つ①

♦前回のお話【皇子の嫁募集!しかし応募はゼロ(第20代)】

ワカタケル(大泊瀬幼武天皇=第二十一代雄略天皇)は、第十九代允恭(いんぎょう)天皇の第五子です。
ワカタケルが生まれたとき、霊妙な光が御殿にあふれました。 成長すると、人に抜きんでて強健でした。

安康三年八月、安康天皇※1は、沐浴しようと、山宮に御幸しました。
高殿に登って眺望を楽しみ、酒を命じて宴会を開き、くつろぐと、楽しい気持ちが高まって、皇后ナカシヒメ※2(中蒂姫皇女)を振り返り、語りかけました。
「妻よ、お前は私と睦まじくしているが、私はマヨワ※3(眉輪王)を恐れている」
マヨワは、まだ幼く、楼の下で遊び戯れていましたが、その話を、残らず聞いていました。
安康天皇は、皇后の膝を枕に、昼間から酔って寝てしまいました。
マヨワは、天皇が熟睡したのをうかがって、刺し殺してしまったのです。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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コメント

untidybox 神話って何でこんなに人間くさい話ばっかりなんだろう。しかもそれでも神ってどういう流れで認定されるんだろ…。 :: https://t.co/zIZSntMjUm 22日前 replyretweetfavorite

chisarval この話はどう考えたらいいんだろうって思いながら数年経っている(誰かうちのそつろんでやってくれ)https://t.co/MBTMS7S5nB 23日前 replyretweetfavorite