わかる日本書紀

皇子の嫁募集!しかし応募はゼロ【第20代】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。第20代、安康天皇の即位とその御代のお話をもって、第2巻は終了です。

次回からは書籍版第3巻に突入!お楽しみに!

安康(あんこう)天皇カルノミコの失脚。ネノオミの讒言

アナホ(穴穂天皇=安康天皇)は允恭(いんぎょう)天皇の皇子です。
允恭天皇の皇太子は、カルノミコ(木梨軽皇子)でしたが、暴虐で、同母妹のカルノオオイラツメ(軽大郎女)と関係を結んだので、民は皇太子を非難し、臣下たちは従わず、皆、アナホの側につきました。
それで、皇太子は、アナホを襲撃しようと兵を集め、それを知ったアナホも、対抗して兵を起こしました。
皇太子は、臣下たちが従わず、民も離反したことを知り、物部のオオマエ(大前宿禰)の屋敷に隠れました。
アナホは、すぐさまその屋敷を包囲しました。
そのとき、オオマエはアナホに、
「どうか、皇太子を殺さないでください。私が、善処いたしましょう」
と申し上げました。こうして、皇太子は、オオマエの屋敷で、自ら命を絶ったのです。また、ある説には、伊予の国に流罪になったとも言われています。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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