芸術はいつだって小さな人のためにある

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2019年5月30日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

5月30日

ふさこ、MX「モーニングクロス」出演。

オピニオンクロスのコーナーで、中央公論新社の三木哲男氏が、津原泰水氏の文庫刊行が幻冬舎からいきなりストップをかけられた事件について取り上げた。

社長の見城徹はツイッターで部数を晒した。これについて三木氏は、幻冬舎だけでなく、出版業界全体が苦境にあり、打開策が生み出せていないことを話した。 話を振られたふさこはこう答えた。

「そもそも出版業界は部数が多ければ良い(=正しい)わけではない。 自分が思春期の頃まわりには理解者がなく、だけど本の中に自身を投影していた。本にはひとりぼっちの人間を支える力があるのに、それを数の話に変えるな」

理想論と笑うことなかれ。ふさはエライね。ほんとにそうだよ。

小説やマンガだけじゃない、映画も音楽もお笑いも、たったひとりの人に寄り添う。誰かのこころの置き場になることが大事なんだ。 芸術は権力のためにあるんじゃない。いつだって小さな人のためにある。

僕が本名でツイッターをやっていたとき、現政権を批判するツイートを繰り返した。当たり前だろう。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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otohico 『』 いいこと言うなあ。ホントそうだよね。 https://t.co/2lO9VYQkug 15日前 replyretweetfavorite