自分の中の幸せが変だったり、周りから理解されなくてもいいのよ

世界中の少数民族を収めたベスト作品集発表から2年……。最新作は『DRAG QUEEN -No Light, No Queen-』。特典DVDに収録された、ヨシダナギさん自身によるドラァグクイーンへのインタビューを特別連載。
誰もがもっと自由に生きやすい世界になっていくことを心から願いながら。美しくもたくましいクイーンたちへ、大きな尊敬とともに今、眩しいほどのスポットライトを。

ALICE PSYCHO(アリス・サイコ)@Paris

ー自己紹介をお願いできますか。

 ハローニューヨーク!私の名前はアリス・サイコでーす。 パリでドラァグクイーンやってます。 27歳です。 仕事はデーターサイエンティストで、機械学習(machine learning)を パリにある教育センターで教えています。

ーなぜ、「ハローニューヨーク」なんですか?

 ザックリ言うと、私には女性のキャラがあって、イリュージョンの中で生きているちょっとおかしな女性で存在しないモノとかを信じていたりどこに行っても常にニューヨークにいるって勘違いしててどこでも自分のファンが待ち受けていて歓迎されてるって思ってるの。 普段からショーとかパフォーマンスをする時はこう挨拶してるのよ。 すぐに空気とか雰囲気が作れて見に来た人たちもちょっと変わった物を見るんだって理解できるしテンション高めのいい感じのキャラだと、見に来た人とうまくコミュニケーションがとれる気がするの。

ー衣装とメイクのポイントは?

 このメイクは〝プライド〟ね。世界中でも今月がそのシーズンなの。虹色は我々のシンボルだから、目のメイクを始めた時、虹色にしようと思って。〝プライド〟の価値観は私にとって、とても大切で、人間全員に当てはまることだけど、寛容さとかリスペクトとか今日はそんな敬意を表現するいい機会かなって思ったの。で、お洋服はなんだろ‥‥この衣装が好きなんだよね、かわいさと革のネックレスがちょっと女王様っぽいけど優しいみたいな。 魅惑的だけどちょっと影があって、ちょっと悪い子みたいなイメージね。

ー家族はあなたがドラァグクイーンだと知っていますか?

 はい。多分私自身が知る前から知ってたと思う(笑)面白いんだけど、母が私の子供の時のある写真を見つけたの。当時から仮装とか、色んな架空の世界を想像するのとか、ショーとかをするのが好きだったみたいで、その写真の中ではなんか四角いシルクの生地で自分を包んで信じられないような想像劇をやってたの。

 だから、私のこの人格にはあんまり驚かなかったと思う。私が知る前に知っていたと思うし、今もドラァグクイーンであることを知ってるしアート的なことでもあるってすごく理解してくれてる。興味深いことだって分かってくれてる。面白い物を作っているのも見せられているしね。多分、誇りを持ってくれてると思う。だといいな。

ードラァグクイーンとして伝えたいことは?

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この連載について

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DRAG QUEEN(ドラァグクイーン)

ヨシダナギ

世界中の少数民族を収めたベスト作品集『HEROES』から2年……。ヨシダナギさんの新境地となる作品の被写体は「ドラァグクイーン」。「Dress as a girl」略して「Drag」。一般的に女装する男性をさします。 誰もがもっと自...もっと読む

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