ワインの基本

東京渋谷のワインバー「bar bossa」の店主・林伸次さんのコラム連載です。今回は林さんがお仕事で使われている大事な商品、ワインについてです。ワインてなんだか難しかったり、小洒落てたり、敷居が高かったり、なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな人ほど必読の、林さんによる一味違ったワイン講座です。読めばきっと、ワインをもっと身近なものに感じられるはず。

テイスティングしたワインを断ってもいいの?

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今日はちょっと趣向を変えて、ワインの話をします。

まずは、お店でワインを扱っていて一番質問されるこの話からです。

僕がお客さまにワインのテイスティングをお願いします。するとお客さまに「ここで美味しくないって断ったらどうなるんですか?」と言われることがあります。お答えします。

まずテイスティングは、「美味しいか不味いか」あるいは「好きか嫌いか」というのをチェックして頂いているのではありません。

ワインはごくたまに、コルクが傷んでそこからカビがワインにうつってしまい、カビ臭くなっているものがあります。そしてワインのテイスティングは、そのワインが、コルクが原因で傷んでいないかどうかをチェックしてもらっているのです。

ですので、「このワインの味は自分の好みではなかった」という理由でそのワインを断ることはできません。

そして、ワインのテイスティングの時に、「このワインは干し草の香りが」とか「プラムやカシスを凝縮した果実味が」なんて言わなきゃいけないと思っている人もいます。

前述したとおり、ワインのテイスティングは「そのワインが傷んでいるかどうか」をチェックしてもらってるだけです。ですからワインを口に入れて変な味がしなければ「大丈夫です」と答えるのがテイスティングのあるべき答え方です。

ワインの基本はフランスです

それから、たまに「ワインのこと全く知らないんですけど、何からおぼえればいいですか?」というのも聞かれます。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

渋谷のバーのマスターが教える、恋愛作法のエトセトラ。ついに書籍化!

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

fujinejima 一口一口を微笑みに変える魔法!⇒「ちょっと想像してみて下さい。スーパーで売ってる1000円の安いフランス 5年弱前 replyretweetfavorite

du_books 10/25刊行予定 『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』の著者、bar bossa店主・林伸次さんの「cakes」連載記事が更新! 「ボルドー地方のワインボトルはいかり肩。ブルゴーニュ地方のは、なで肩。 なぜ?」https://t.co/Cd4cTj 5年弱前 replyretweetfavorite

maaaaai1105 素敵なバックグラウンドがあるから価値がある。 5年弱前 replyretweetfavorite