テイスティングしたワインを断ってもいいの?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
今日はちょっと趣向を変えて、ワインの話をします。
まずは、お店でワインを扱っていて一番質問されるこの話からです。
僕がお客さまにワインのテイスティングをお願いします。するとお客さまに「ここで美味しくないって断ったらどうなるんですか?」と言われることがあります。お答えします。
まずテイスティングは、「美味しいか不味いか」あるいは「好きか嫌いか」というのをチェックして頂いているのではありません。
ワインはごくたまに、コルクが傷んでそこからカビがワインにうつってしまい、カビ臭くなっているものがあります。そしてワインのテイスティングは、そのワインが、コルクが原因で傷んでいないかどうかをチェックしてもらっているのです。
ですので、「このワインの味は自分の好みではなかった」という理由でそのワインを断ることはできません。
そして、ワインのテイスティングの時に、「このワインは干し草の香りが」とか「プラムやカシスを凝縮した果実味が」なんて言わなきゃいけないと思っている人もいます。
前述したとおり、ワインのテイスティングは「そのワインが傷んでいるかどうか」をチェックしてもらってるだけです。ですからワインを口に入れて変な味がしなければ「大丈夫です」と答えるのがテイスティングのあるべき答え方です。
ワインの基本はフランスです
それから、たまに「ワインのこと全く知らないんですけど、何からおぼえればいいですか?」というのも聞かれます。
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