ゆっくり噛んで食べる
食事は、よく噛み、よく味わって食べることが大切です。
早食いをすると、脳の満腹中枢の反応が追いつかず、どうしても食べ過ぎてしまいますし、消化吸収も充分にできず、エネルギーが体脂肪として蓄積されやすくなります。反対に、よく噛んで食事をいただくと、自律神経のバランスが高いレベルで安定します。さらに、咀嚼や呼吸に関する筋肉を強化できるので、嚥下障害を防ぐ効果も期待できます。
噛めば噛むほど、唾液の分泌量が増えることもポイントです。唾液には消化酵素や免疫物質のほか、若返りホルモンと呼ばれる「パロチン」が含まれています。つまり、よく噛んで食べることで「胃腸の負担が減る」「肥満を防ぐ」「自律神経のバランスが高いレベルで整う」「嚥下障害を防ぐ」「若々しさをサポートする」という一石五鳥が期待できるのです。
また、自律神経のためには「よく噛む」ことが大切なので、ガムを噛むことも有効です。
メジャーリーガーが試合前にガムを噛んでいる姿を目にしたことがあると思いますが、あれは、自律神経のバランスを整える有効な手段だと言えるでしょう。