スゴ伸び

スゴ伸び」の効果を高める1日の過ごし方【第4回】

「スゴ伸び」で、体と心の不調をリセットし、さらに自律神経のバランスをと整える行動を意識すると、健康効果が高まります。いま話題の書籍『スゴ伸び』から、「ため息をつく」や「顔のタッピング」など、ふだんの暮しのなかで簡単にできる「自律神経が整う」習慣を解説します。

ため息をつく

人は集中したり、繊細な作業をしたりしていると、息を止める傾向があります。文字を書くときや、本を読むとき、趣味に没頭しているときなど、ついつい息を止めてしまってはいませんか? あるいは、気持ちが沈んでいるときも、ため息が出やすいと思います。

そのとき、顔は下を向き、背中は丸まっていることでしょう。すると気道が狭くなり、呼吸が浅くなります。

しかし、それは体に毒。呼吸が止まって、体に取り込まれる酸素の量が不足すると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。手先はもちろん、脳への血流も滞るため、ミスが増えたり、疲れやすくなったりします。

一般的には「ため息をつくと幸運が逃げる」と言われています。しかし、それは医学的には誤りです。ため息をつくことは、むしろ体を活性化させ、幸せを手に入れるためのリカバリーショットだと言えるでしょう。

呼吸が体に与える影響はとても大きく、一瞬で体を変える力があります。

昔から、呼吸が健康と関わっていることはよく知られています。太極拳やヨガなど、呼吸を大切にした健康法を取り入れている方も多いでしょう。しかし、なぜ呼吸が健康につながるのか、医学的には説明できていませんでした。しかし近年、それを証明する機械が開発されたのです。

機械が開発されるまでは、末梢血管の血流量を計測することができませんでした。そのため、仕方なくサーモグラフィー(体の温度を色で表示するもの)を代わりに使っていました。血流量が増えれば、それだけ体温も上がるので「抹消の体温が高くなったな。ということは、血流が増えたのだろう」と、推測していたに過ぎないのです

しかし、末梢血管の血流量を計測できる機械が発明されたことで、呼吸がどのように血流量に影響を及ぼしているかが、わかるようになったのです。

そして、この機械を使って、呼吸を止めた際、末梢の血流量がどうなっているかを調べたところ、驚くべき事実が判明しました。呼吸を止めた瞬間、末梢を流れていた血液がサーッと引いていき、血流が悪くなったのです。つまり、呼吸には、瞬間的に体の状態を変える力があるのです。

だから、健康のために安心してため息をついてください。

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スゴ伸び

小林弘幸

自律神経の名医が開発した究極の健康法、「スゴ伸び」。名前のとおり、ふつうの「伸び」ではありません。 健康に欠かせない自律神経に着目して医師が考案したもので、「血流がよくなる」などの効果が実証されています。 体に負担をかけることなく、1...もっと読む

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