人間関係のモヤモヤ20
嫌な人への怒りがおさまらない
トラブルがあった時は、きちんと相手に気持ちを伝え、その都度解決していくのが一番ですが、人生ではそうもいかない時があります。
社会的立場で逆らえない人だったり、怒ると暴力を振るうタイプの人だったり。
私はそういった人のことは、できるだけ早く忘れてしまうことにしています。 問題の直接の解決にはなりませんが、まずは心の平穏を保たないと、自分が壊れてしまうからです。
怒りを抱えている時って、自分の頭の中では相手と戦っているイメージなのですが、実際はシャドーボクシングで自分だけが頭の中で架空の相手と戦っています。
しかも、自分にとって一番嫌な姿で思い出すので、傷つけられた言葉を何度も思い出したり、本来そんなに強くない相手だったのに、ものすごい強敵になってたり。 そして大抵は、実際よりも嫌なやつになっています。
そうやって怒りをためこむうちに、仕返ししたい気持ちになったり、同じ目にあわせたいと思ったり、罰が当たればいいのに…とか、こうなるともう呪いです。
人を呪わば穴二つといいますが…はけ口のない怒りは、やがて、そういうことを考える自分に戻ってきます。
人の不幸を願ったことに対して罪悪感を抱いたり、やり返せないタイプの人は、人より自分を責めてしまうことが多い気がします。
仮に相手に同じことをやり返せたとしても、心底スッキリはしないと思います。 なぜって、それは自分が嫌だったはずの嫌なやつそのものだから。今まで憎んで恨んでしまった分、今度は自分にそれが返ってくると思うと、とても怖くなると思います。
嫌なやつのために、自分を傷つけたり、同じように嫌なやつになる必要はありません。 だから嫌いな人のことは、できるだけ早く忘れてしまうのが良いと思います。
どうやって忘れるかは人それぞれですが、私の場合は許してしまうことが多いです。 色々試したのですが、それ以外のどの方法をとっても、心のモヤモヤが晴れませんでした。
もちろん、嫌な相手を許すことには、抵抗もあると思います。
でも、まず逃げるために、相手を許す自分を許すと思うと、少し気楽かもしれません。
相手のためでなく、誰のためでもない、自分のために。
まとめ:嫌な人のことは、自分のために忘れる