データ階層社会#5】信用スコア事業 今後の可能性

サービスの提供開始から1年で若者を中心に約35万人がスコアを取得している。必須項目の回答だけなら2分で済むが、これでは高いスコアは出ない。スコアアップのための項目が150ほどあり、これは入力すればするほどスコアが上がる。みずほ銀行やソフトバンク、ヤフーなどとの取引がある場合は情報連携に同意すれば、基本スコアアップにつながる。

信用スコア事業を主導していく
J・Score 社長・大森隆一郎

 サービスの提供開始から1年で若者を中心に約35万人がスコアを取得している。必須項目の回答だけなら2分で済むが、これでは高いスコアは出ない。スコアアップのための項目が150ほどあり、これは入力すればするほどスコアが上がる。みずほ銀行やソフトバンク、ヤフーなどとの取引がある場合は情報連携に同意すれば、基本スコアアップにつながる。

 うちは金融、通信、ネット通販とタイプの異なる分野を掛け合わせることで、非常に質のよいビッグデータを活用しているため、AIスコアのレベルも高い。NTTドコモやヤフーのような大企業が信用スコア事業に参入することは大歓迎だ。業界の認知が進めば、より多くの人がスコアの取得に関心を持つだろう。現在の取得者35万人の6割が20~30代の若者で、貸付利用者の年収は500万~600万円が中央値。従来の消費者金融などの貸金業とは属性が大きく異なり、ブランド調査ではフィンテックベンチャーと同様の好イメージがある。

 事業化にあたっては中国では芝麻信用が普及しているが、日本ではこうした格付けは国民性に合わないのではないかとの議論があった。だが実際に始めてみたら、スコアを取得することで自分の信用力がわかった、スコアアップの喜びを感じたなどと、とりわけ若者には違和感なく受け入れられた。

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