わかる日本書紀

振り返るとそこには凍死寸前の妃が…【第19代②】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第19代・允恭天皇が即位するまでのお話。

允恭(いんぎょう)天皇
再三の辞退の末に即位を承諾②

♦前回のお話はこちら→『歯並びが伝説的に美しい天皇【第18代】【第19代①】

臣下たちは再度拝んで請いました。
「帝位は長く空位にしてはなりません。また、天命は譲り拒んではなりません。今、大王(きみ)が時を留め、大勢の意見に逆らって帝位を正されなかったら、民の望みが絶えるのではないかと恐れます。大王よ、どうか帝位にお即きください」
オアサツマワクゴは、
「国家を治めるのは重大な仕事だ。私は重病で適任でない」
と、なおも辞退して聞き入れませんでした。臣下たちは皆固く請い願いました。
「大王が、ご先祖以来の国を治めるのが、最も適切です。天下の万民も皆、それがよいと思っています。大王よ、どうかお聞き入れください」

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この連載について

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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gibbous_leo ▶️ 「被葬者云々よりも、五世紀代にこれだけの古墳を作る国力が日本列島に備わって… https://t.co/IO4kdZRUwI 21日前 replyretweetfavorite