cakes読者のみなさま、こんにちは。
つるんと食べられる麺の出番が多くなる。これ、毎年お約束の真夏あるある。素麺、うどん、蕎麦、中華麺、パスタ、そしてまた素麺。冷たくしたりピリ辛にしたり、混ぜたり和えたり炒めたりとそれなりに楽しむけど、やっぱり8月も後半になってくると麺自体に飽きてくる。かといって、こうも暑いと、白いご飯を食べる気にもあまりなれない。パンでもないしなあ。あーもう、何を食べたいのか自分でもよく分からない。
そんなとき、たとえばもち麦なんてどうでしょう。大麦の1種で、茹でるともっちりぷちぷちとした食感になるから、お米よりも軽くて食べやすい。食物繊維が白米の約20倍、水溶性食物繊維β-グルカンが腸内の善玉菌のえさとなるので腸内環境も整えてくれる。マグネシウムやカリウム、亜鉛や鉄などのミネラルも含まれていて栄養豊富。しかも低カロリー。小さなつぶつぶ、結構頼もしい。細かく刻んだ夏野菜と、しらすやハムなど塩味のあるたんぱく質を合わせ、すだちやなど旬の柑橘の酸をたっぷり加えれば、いろんな食感が楽しめる、食べ応えのある呑めるサラダになります。
えー、サラダじゃちょっとって思った人。まあまあそうおっしゃらずに。もち麦は茹でるとそれなりにボリューム感が出るので、ほおばってかんでいるうちに満腹中枢が刺激され、程よい満足感が得られます。麺料理続きだと、いつのまにか“かむ”ことを忘れてしまいがいですが、もち麦の粒をもぐもぐかんでいると、あごの運動のリハビリにもなります。なにより、食感の違いをかみしめる楽しさがあるサラダで、食べ終わるころにはなんとなく頭がすっきりする気がします。
ということで、「ぷちぷちもち麦の夏野菜サラダ」です。
合わせるのはもちろん、ポルトガルのヴィーニョヴェルデ。
では、パパッと作っていきましょう。
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「プチプチもち麦の夏野菜サラダ」
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