週刊ダイヤモンド
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第16回】 カジノはなぜオレンジの香りがするか ~本能に訴える効果~
人間の本能にインプットされている心理的反応を活用して、接客業などで次々に導入されている香りと色、そして音。その原理と、基本的知識をご紹介する。
ある種類のエッセンシャルオイルの香りをフロアに漂わせると、カジノの収入が48%も向上した──。米国ではこんな研究結果も報告されていると聞けば、香りの効果の高さをわかっていただけるだろうか。
ラスベガスなどのカジノでよく使用される香りはオレンジやジャスミン。気分を高揚させる「アップリフティング効果」があるとされている精油だ。ギャンブル場での使用の是非はともかく、気分が落ち込んでいたり、食欲がないときに香りをかぐと、大きな効果がある。
人工の香料と違い、香りもおだやかで、強烈な印象を与えない天然の精油に、どうしてこのように大きな効果があるのか。
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この連載について
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トップ営業マンは心理学を知らなくても優秀なのだから、営業に心理の知識など必要ない──。本当にそうだろうか? 優秀なビジネスマンを観察すると、本人は意識せずとも「心理テクニック」に当てはまる会話や行動がめじろ押しだ。心理の基本を学べば彼...もっと読む
著者プロフィール
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