週刊東洋経済
【
親の看取り方#4】「何でもしてくれ」は愛情ではない
日本の高齢者医療はどうあるべきか。延命医療に詳しい東京大学大学院の会田薫子特任教授に聞いた。
日本の高齢者医療はどうあるべきか。延命医療に詳しい東京大学大学院の会田薫子特任教授に聞いた。
── 終末期の親に人工栄養(胃ろうや経鼻栄養)をすべきか、多くの子どもが悩みます。
長寿社会の日本では、老衰や疾患の最終段階になって口から食べることができなくなる人は増える一方だ。そのとき、人工栄養は必ず行うものと思わず、メリットとデメリットを考えてほしい。終末期に容体が悪化し、水分や栄養を受け付けなくなり、「快復」の可能性がないと医師が判断した場合、人工栄養が本人に苦痛を与えることも考慮すべきだ。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
31215
false
この連載について
週刊東洋経済
「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む
著者プロフィール
日本で最も古い週刊誌です。「今」の本質を掴むためには全体を俯瞰し、長い時間軸のなかで問題をとらえる視点が欠かせません。週刊東洋経済は日本と世界の経済を120年以上、愚直に見つめてきました。戦前戦中の言論抑圧時代も社是である自由主義の立場を崩すことなく貫いてきました。年月を重ねているからこそ、読者の信頼に応える記事を作り続けている自信があります。