ミモザとミモレット

初めての単著を出されることになった林伸次さんのコラム連載。今回のテーマは「ミモザ」と「ミモレット」です。といっても、みなさんはこのふたつがなんのことだかわかりますか? チーズ? カクテル? わからなくてもいいんです。わからないときにどうするのかが大事なんです!

「ミモザ」と「ミモレット」、わかりますか?

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

たまにお客さまからこんなことを言われます。
「マスター、何かチーズが欲しいんだけど。あ、ミモザある?」

cakesを読んでいる方には説明不要かと思いますが、ここでちょっと解説いたしますと、「ミモザ」はシャンパーニュにオレンジ・ジュースを足したカクテルの名前です。そしてオレンジ色のハードタイプのチーズはミモレットです。実はこの間違いがしょっちゅうあります。

もちろんどっちもフランス語だから、日本人が間違えてもあんまり恥ずかしいことではないと思います。逆にフランス人が日本語の「イチゴ」と「イナゴ」を間違えてもそんなに恥ずかしくないですよね。

でもやっぱり、バーにおいてはその間違いって恥ずかしいんですよね。この注文をした人が男性で、そして隣には口説こうとしている女性がいた日には、まさか「ええとミモザではなくて、ミモレットのことですよね」なんてことは言えません。

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この連載について

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

m_rinco 気の利く女性になる!なるなる!(宣言) 4年以上前 replyretweetfavorite

nkg_13 酒場のカウンターほどコミュニケーション能力が試される場所って少ないですね。林さんの連載はどの話題でもとってもおもしろい。それってすごい。 約5年前 replyretweetfavorite