「お芝居と同じように、人生にも上手な人と下手な人がいるのよ。」
そんな名言があります。
私も人生を上手く賢く生きてこれたかというと、どちらかと言えば三文役者でした。
なぜこんなに生きるのが下手なのだろうって落ち込んだ数は計り知れません。
でも、そういう人って沢山いると思います。
お仕事、友人関係、恋人や家族のこと… 。最近はSNSが普及したことで今までは考えなくてはよかったことまで 悩みが増えたんじゃないでしょうか?
プライバシーもどんどんなくなるし、昔は知っている人としか起こらなかった人間関係のトラブルも、知らない人とも誰とでもつながれるようになって、今や相手は世界です(笑)。
それ以外に対面での人間関係もあるんですから…。
この時代を生きている人の悩みって、昔の何十倍も多いんじゃないでしょうか?
そりゃあ気持ちだってボコボコ凹みます(笑)。
自己紹介が遅れましたが…はじめまして、JAMと申します。
フリーでゲームのグラフィックのお仕事の傍ら、漫画やイラストを描いています。
私ってすごく悩みが多い人間でした。
どうにかそのつらさから逃れたくて、心理学や哲学の本を読みあさったり、自力でなんとかしようと、色々な方法を試してはみたんですが、なかなかスッとできず…。
ある時、人間関係で嫌なことがあって悩んでいた私に友人が言ったのが、この本のタイトルにもなっている「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」でした。
思わず「パフェかよ!」ってツッコミを入れて笑っちゃったけど、その瞬間、色々なことが頭の中を駆け巡って、パァァァ…って光が射すみたいにハッとして、
「相手はパフェを食べて楽しめるくらい気にしてないかも」
「こっちだけ悩んでバカみたいだなぁ」
「悩んだ分、相手も気にするわけじゃないんだ!」
ストンと腑に落ちて納得して、悩むのをやめちゃいました(笑)。
専門的な本を読んでもピンとこなかったことも「これだ!」って思いました。
マンガを描き始めたきっかけは、初めは身近な仲間に読んで欲しかったからでした。
周りにも心が疲れている人が多かったので、ツイッターに「私はこれで楽になったよ」って載せたら読んでくれるかなって。
それが身近な人だけでなく多くの方から反響をいただいて、びっくりしたのを覚えています。
同じように悩んでいる人が沢山いると知り、描き続けるようになりました。
この連載では、嫌な気持ちを引きずらないための考え方のコツを全部で64個紹介します。
私はなにかの専門家や偉い先生じゃないから、あまり頭のいいことや難しいことは言えませんが、 だからこそ気楽に読んで欲しいです。
モヤモヤした気持ちが少しでも晴れて、自分を守るお役に立てれば嬉しいです。
<次回、8月8日(土)公開予定>