ドリンクオーダーで演出できる「運命の人」

一流レストランでサービスマンとして働いていた黒ワインさんが、サービスの技術を恋愛のコミュニケーションに活かす方法を教える連載。今回は、はじめてのデートで「いいな」と思った相手に、自分を運命の人だと印象づける方法をご紹介します。

初回の食事デートで楽しい会話をし、2軒目のバーでしっぽりした時間を過ごして、その日は帰宅。「とても素敵な人だったし、また会いたいな」と思って、LINEで次の約束をしようとしても、2回目のデートのお誘いに対しての反応が悪い。そんなことってありますよね。

きっとこれって、1回目のデートで「この人ともっと会ってみたい」と思わせるようなものがなかったからなのですが、「また会いたい」というほどに自分を印象よく思わせる方法って、接客術の中にあるんです。今回はそれを紹介したいと思います。では、まず接客のワンシーンから。

個室にいるお客様の注文のタイミングがわかるワケ

レストランには個室や、半個室といったテーブルが設けられていることがあります。完全にドア一つで区切られた個室もあれば、パーテーションで他のテーブルから見えないようにしてある場合もあります。接待や両家の顔合わせの食事会などで利用されます。個室・半個室どちらにしても、中の様子は中に入らないと見えない、というのが普通です。

僕がレストランの現場にいたとき、「あそこの半個室のお客様、20秒後にドリンクメニューを持っていったら何か頼むだろうな」とわかる瞬間がありました。

それでふらっとメニューを持って個室に入ると、ちょうどグラスワインの最後の一口を飲み干すくらいのタイミング。グラスの中身を空けると、「メニュー下さいますか?」と聞いてくださるわけです。

僕が「はい、どうぞこちらを」とそのまま差し出すと、「え? なんでドリンク頼むってわかったんですか?」とお客様。「なんだかそんな気がしまして。よろしければワインのご提案をいたしましょうか?」なんて話しながら接客を続けるというシーンが、何度もありました。

これ、慣れたサービスマンなら誰でもできるのですが、カラクリを知らない人にはとても不思議ですよね。「私の考えていることがなんでわかったの?」とまで思ってしまいたくなるような。

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黒ワイン

かつて一流レストランでサービスマンとして働いていた、noteでも人気のクリエイター・黒ワインさん。cakesの連載では、サービスの仕事で培った「目の前のお客様を幸せにする」ためのスキルを、恋愛のコミュニケーションに活かす方法をお教えします。

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gibbous_leo ▶️ 絶妙なタイミングでメニューを持ってこられて「どこで見てるの?… https://t.co/M3nkuaWm4C 3ヶ月前 replyretweetfavorite