わかる日本書紀

墓荒らし、大蛇に襲われほぼ全滅【第16代⑫】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第16代、仁徳天皇の御代のお話。

新羅との衝突。蝦夷の叛乱とタミチの活躍

仁徳五十三年、新羅が朝貢しませんでした。

五月、上毛野君(かみつけののきみ)の祖・タカハセ(竹葉瀬)を派遣して、朝貢しない理由を問わせました。
この途中で、白い鹿※1を獲りました。
それで引き返して天皇に献上し、日を改めて出かけて行きました。しばらくして、重ねてタカハセの弟・タミチ(田道)を派遣し、
「もし新羅が抵抗すれば、挙兵して撃て」
と詔して、精兵を与えました。
新羅は、兵を起こして抵抗しました。
新羅の人は、毎日挑み戦いました。タミチは、要塞を固めて撃って出ませんでした。
そのとき、新羅の兵士が一人、営の外に出て来たのを、すぐに捕まえて相手の状況を問うと、
「力の強い者がいて、モモツキ(百衝)※2といい、敏捷で勇猛です。常に軍の右の前方にいますから、よく見て左を攻撃すれば敗れるでしょう」
と言いました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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